久しぶりにブログが回ってきました。春からは鶴間坂を駆け上がる予定の青谷です。2年になるらしいです。

金沢大学に合格された皆さん、おめでとうございます!いよいよ最後の学生生活の幕開けです。どんな生活を送るも自分次第!思いっきり楽しんでいきましょう!



まぁそれは一旦置いときまして、部員の皆さんお久しぶりです。お花見クルーの皆さんお見送り出来ずすみません。金沢から全力で応援しています。頑張ってください!で、こちらも置いときまして。ご存知の通り私は1週間ほど地元の方に帰っていました。お花見や新歓前に関わらず、お時間いただきまして本当にありがとうございました。部員の皆さんの中には心配してくださる方が多い中、しっかりとした理由を話さず余計な心配までかけてしまったなと思ったため、今回は地元に帰省した理由を踏まえて、自分の心境を書いていけたらと思います。


遡ること1/22。2000ttがあったのですが、それまでの数回、納得がいかない中でもベストを更新していましたが、遂にベストを更新できなくなりました。自分にとってかなりダメージではあったのですが、それまでtt中に酸欠状態に陥ることはあっても、引き切った後はなんとかなっていたのに、今回ばかりは目の前が真っ白になり起き上がれなくなりました。タイムと酸欠の往復ビンタを喰らいました。『あれ?今までの自分と違う』ここが始まりです。

その後練習を重ねる中で、一時調子が右肩上がりになっていったのですが、2月の中旬より再び調子が落ちていき、どん底の状態で3/5のttを迎えました。メンタルは最悪だし、ベストなんて出そうと思わない。引き切れたらいいやなんて考えでいたので案の定過去最悪の落ち幅を更新しました。因みに今回言っている調子というのは、自分の体が動くかどうかということで、急激に酸欠になったり、体が重くなり動けなくなったりするようになった為、調子が落ちたと言ってます。

自分がベストから離れていく中、確実に成長していく仲間たち。焦りしかない。自分だけ置いていかれるのが怖い。練習に全力を尽くしたいのに体が動かず全力を出せない自分に嫌気が差す。そこに来て、練習に対する温度差が違うようにも感じられたり。余計に他人と自分を比較するようになりました。また、部で意見が大きく分かれる問題もあったり…。自分は性格上なんでも責任だったりを背負おうとするため、自分一人の問題ではなくても勝手に背負って、勝手に苦しくなっていることが多々あります。どうやら、ここ数ヶ月の間に心臓と心が疲れ切ってしまっていたようです。体が動かない原因もよく分からない。どうしようもなくなり、地元に帰ることにしたと言ったところです。

改めてご迷惑、ご心配おかけしてすみませんでした。お陰様で休めることはできたと言ったところです。


地元に帰り、懐かしい人達と会ってきました。高校時代の先生といった一年前までお世話になっていた方々や、野球部の仲間にも会ってきました。一年越しにお世話になった先生に受験の感謝を伝えたり、野球部の仲間と野球したり、少し気分は楽になりました。自分はこんな状態でも、変わらず生きている旧友や恩師の姿を見て、自分も何かが大きく変わったわけではない、何も思い詰める必要はないと思いました。

また、地元に帰れば聞かれるものです。『君は大学で何してるんだ?』、『お前今何やってんだっけ?』。ボートのことなんて忘れてやろうと思って帰ったはずなのに、気づけば頭の中はボートのことだらけ。気分転換に親の車を借りてドライブしても、最終目的地は諏訪湖の漕艇場。結局自分の居場所は…、そう思いました。




ボートなんて苦しいスポーツ、なんも考えずに選んだ一年前の自分に『お前は馬鹿か!』と言ってやりたい。正直現状は苦しいし、地元は帰ったから完全復活できるようなポケモンセンターみたいな場所ではありませんでした。

でも、決して逃げ出したわけではない。怖くなって投げ出したわけでもない。今は自分と向き合うことを学ぶ時。努力すると言う言葉の意味を間違えていたようです。どうやらただ我武者羅に練習するのはではなく、心身を休めてあげることも努力しないといけないことなんだと学んだ気がします。この一年の自分にはそれがなかった。慣れ親しんだ土地は自分に必要なものを教えてくれた。


水滴石穿。石に滴る水はやがてその石を穿つと言う意味です。日々の努力がやがて大きなことを成し遂げる為の道になる。


ただ直向きに努力した先にあるものを何度も見てきた。その経験があるからこそこんなとこで挫けてられない。苦を乗り越えた先に成長があることも何度も経験してきた。例え苦のトンネルがどれだけ長くても、抜けた先には光がある。今ここで諦めるべきじゃない。やると決めた時から、諦めるには遅すぎる。

まだまだ苦しい日々は続くと思ってますが、焦らず確実に伸びていこうと思います。持久力、パワー、メンタル等伸ばすべきものは沢山ありますが、昨日より今日、今日より明日、自分と戦って自分に勝っていきます。まだまだRowerとしても人としても未熟ですが、改めてよろしくお願い致します。

最後にこのブログを読んでくれた新入生へ。
何か辛いことをすると言うのはあまり気が乗らないですよね。ですが、キツイのなんてほんの一瞬。その一瞬を乗り越えることができれば、人として必ず強くなれるでしょう。新歓シーズンに言うのは反感を買いそうですが、私はボート部に入ってくださいとは言いません。ですが、ここでは共に乗り越える仲間に出会えます。一生ものの仲間に。一人で乗り越えるよりも仲間と乗り越える方が何倍も強くなれそうだと思いませんか?最後の学生生活です。何をするもあなた次第。ぜひ、私のように悔いのない選択を。そして、学生生活を謳歌しましょう!


久々のブログで締め方もよくわかりませんが、ドライブに行った際の景色を添えて終わろうと思います。

では、再スタートといきましょう。