第12回 インプラントのトラブルと対応 | 口コミ掲示板には書いていない、インプラントのこと

口コミ掲示板には書いていない、インプラントのこと

あおば歯科クリニック(金沢市)の院長が、インプラント治療についてご説明します。

こんにちは、あおば歯科クリニックの院長 高橋です。

インプラント治療を検討している方は、メリットやデメリットなど含めて色々な情報を調べられていることでしょう。デメリットのひとつに、治療後に発生するトラブルが挙げられるかもしれません。
ですが、適切な処置をすれば、その後も問題なくインプラントを使用していただけます。
そのため、事前にトラブルを想定すること・対処方法を学んでおくことが重要だと言えます。

そこで今回は、インプラント治療時に見られる「パーツが外れた」というトラブルを例に、やってはいけない行動を紹介します。
万が一の時に備えて、対策を確認しておくことはとても大切なことです、ぜひご確認ください。

まず、パーツが外れた時には、「どの部分が抜けたのか」ということをチェックしましょう。
考えられるのは「上部構造」「アバットメント」「人工歯根」の3ケースです。
外れたパーツによって患部の状況は異なるので、ケース毎にやってはいけない行動を紹介していきます。

「上部構造」が抜けた場合、やってはいけない行動は「自分でパーツを戻してしまうこと」です。パーツを戻せば、元通りになったようにみえるかもしれません。しかし、そのまま使い続けることは危険です。
このような場合は、患部に触らず、インプラント治療を受けた歯医者にご相談ください。
またパーツの紛失には注意してください。

人口歯と人工歯根を接続するパーツ「アバットメント」が抜けた時には、人工歯根が露わになっていると考えられます。この場合は、患部を放置したり・刺激したりせずできるだけ早く治療を受けた歯医者にご相談ください。
傷や破損がなければ再利用できる可能性があるので、外れたパーツは無くさないように保存することが大切です。

「人工歯根」が抜けた場合のやってはいけない行動は、「外れたパーツを自分で戻すこと」です。細菌感染や、状態悪化の原因になります。この場合も、外れたパーツを持参していただき、速やかにインプラント治療を受けたクリニックに相談してください。

オーラルケアについては、ネットの評判や口コミだけでは分からないこともあるかと思われます。お悩み事があれば、是非あおば歯科クリニック(金沢市)にご相談ください。
当院では、「笑顔の対応」「親身になった治療」「清潔、快適な診療空間」を大切にしております。