税理士という職業を選択する
きっかけとなったのは、祖母でした。
大学２回生の夏休みに帰省した際
祖母から税理士という職業が
あることを聞きました。
実家は、果樹園をオープンする前に
縄工場を営んでいました。
プラスチック製品が普及されるにつれ、
縄の需要が減ってきたので、
新しい事業として、
果樹園を始めた経緯がありました。
その際、関与していた税理士に
相談にのっていただいたそうです。
祖母から、前述のような経緯を聞かされ、
女性でもできるし、
まさに手に職だから挑戦してみたらどう？
と薦められました。
大好きな祖母が薦める職業だったので、
気になっていました。
そして、たまたま、ある税理士の方の
体験談を読みました。
業務内容などいろいろ書いてあったはずですが
鮮明に記憶しているのは、ただ一つです。
その体験談の中に、こんなエピソードがありました。
『顧問先の経営者が急遽、入院することになり
入院手続きや経営者の方が入院されている間も
事業が運営できるようサポートした。』
当時、この体験談を読んだ私は、
これほどの関わり合いができる仕事はすごいと思いました。
私は、まようことなく、税理士を目指すことにしました。
その後、税理士登録する前年に
祖母は他界してしまいましたが
祖母が望んだように、
私は、手に職をつけることができました。
祖母の希望したとおりの状況になっていますが、
やらされた感はまったくありません。
むしろ、祖母に感謝しています。
長かった受験生活と仕事との両立生活を終え
税理士としての生活が始まりました。
つづく。
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