Vol.0112
創業社長さんの決算書によく見られるパターンがあります。
役員報酬が○千万円
役員借入金が○千万円
役員借入金については、増えることはあっても
減ることはありません
役員借入金は、創業当初から事業が軌道に乗るまで、運転資金として、社長さんの自己資金を会社に貸したものです。
事業が軌道にのり、立派な額の役員報酬がもらえるようになりました
それと同時に、社会保険料と社長個人の所得税のと住民税も増え始めます。
そうなると、給与総額はそれなりにあるのに、いろいろ引いた手取りは。。。
そこで、こんな風に考えてみては、いかがでしょうか。
役員報酬でもらう代わりに、一部、役員借入金を返済してもらう。
こうすると、借入金を返済してお金が戻ってきても、社会保険料も税金も発生しません。
貸したものが返ってくるだけだから。
たしかに、役員借入金ですから、いずれ社長さんに返済されるものです。
でも、それって、いつになることやら
だったら、役員報酬という形にとらわれず
借入金の返済という形で受け取ってもいいのです。
そうすると、役員報酬は減らしたはずなのに、借入金の返済でお金が戻ってきて、しかも、社会保険や税金がかからないので、手取りが増えます
あなたの決算書に、役員報酬と役員借入金があるときに、検討してみてください。
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小林花代税理士事務所
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