
3月末、東京都現代美術館のミッション∞インフィニティ展とソル・ルウィット展を観てきました。
ソル・ルウィットは58年前、当時美術部部員の私(16歳)が多大な影響を受けたアメリカの美術家。
ミニマルアート、コンセプチュアルアートの先駆者。
ミッション∞インフィニティ展は、現代の量子世界のかたちをアートとして表現する試み。
1970年代を活動の主としたソル・ルウィット。
2026年の今、活動するミッション∞インフィニティ。
半世紀の時の隔たりを見せる両展を同時に観て、かたちについて考えたこと。
ソル・ルウィット展
グリッドが描かれた平面作品のモアレから生じる網膜上に現れる多層的なかたち
連続と対比配置された立方体から生じる多元世界に現れる不可視のかたち
ミッション∞インフィニティ展
量子という、三次元に存在する不可視世界に現れるかたち
58年の時を経てソル・ルウィットの立方体を観ると、当時の私には作品の表層にとらわれ、その奥に潜む意味やかたちを観ることができず。
今、量子世界・多元世界の知見と華厳や密教の智慧を基に、かたちが生み出される様々な仕組みや構造、隠れた次元を識ることができるようになりました。
16歳から22歳頃までギャラリーや美術館で作品を発表していましたが、作品制作に行き詰まりを感じ、創作活動を停止。
それから30年ほどの時を経て、風水図形という作品を創作。
風水図形は二次元表現ではなく、多層的、多元的構成によって三次元に作用する構造を持っています。
表現方法は変わりましたが、創作意欲は衰えず
