久しぶりの完全新規製作の日本型車両が2021年中に間に合いました.
本日はKATOからついに発売になったHOT7000系「スーパーはくと」を紹介します.
JR四国2000系の兄弟車と言われていますが模型的には全く異なっていたようで,四国2000系との共通パーツはなんと排気管だけです.
実車の機能の一つである「ハーフミラー加工」を忠実に再現,室内灯が入っていないと外側から車内を見ることができません.ハーフミラー加工は車体の内側もそうなっています.実車は連続窓ですが車体強度の関係上,塗装と窓ガラスの嵌め込みで連続窓に見えるように再現されています.技術力の高さを伺えます.
製品は7両ケースであり,いかにも「次回の生産でHOT7020型(貫通型先頭車)を作るのでAssyを組んで入れてください」という感じがしますが,価格が高く普通にもう一本買おうと思います.
KATO2022年カタログについて
※ネタバレに注意をお願いします.
同時に,KATOの2022年カタログが発売されています.
未受注の予定品は以下の通りです.
- E235系1000番台(セット構成も未定)
- 西武鉄道新101系 4両基本・4両増結・2両・2両増結
- 683系4000番台 「サンダーバード」(リニューアル車) 4両基本+5両増結
- 683系4000番台 旧塗装 9両(特別企画品)
- 683系2000番台 サンダーバード(リニューアル車) 増結3両
- EF66 100(後期型・近年の屋根ブルーの姿)
- ED75 0 後期型(国鉄仕様)
- ワム80000 2両・14両セット
- ワム380000 2両・14両セット
- HOユニトラック 6番ポイント補助線路97mm
- HOユニトラック スライド線路 212〜252mm
- 1/80の165系(台車動力ユニット開発中)
- フィギュアニマル 1/87 水鳥・鯉
- パトレイバー(品番が設定)
- ユニトラム(セットの商品構成変更予定)
- ワンハンドルコントローラー(開発中で,今回の表紙裏に特集されています)
また,掲載されている製品で最近市場にないと思われる製品は以下の通りです(「四季島」「瑞風」「ななつ星in九州」も掲載はされています).
- 10-582 E127系100番台 大糸線 1パンタ
- 10-1368 HB-E300系 リゾートビューふるさと
- 10-1249・50 東京メトロ丸ノ内線02系 サインウェーブ
- 10-1107・1108 287系こうのとり(再販予定が無期限延期になっています)
- 10-246 885系1次車 アラウンド・ザ・九州
- 6113〜6117 キハ58系(平面窓・キハ65)
- 2021 C11(ただし,蒸気機関車は年に数回しか生産できません)
- 3071 ED76 500(ED76 551タイプは再販が決まっています)
- 8058 タキ9900(日本石油・日本石油輸送とも)
- 8059-1 コキ5500 通風コンテナ
- 1-702 1/80のDD51 暖地型
「コラム」はこれまでと傾向が異なり,伊豆方面の特急・急行列車を既存製品で紹介する内容が1つあります.登場している製品の中では157系が最近発売されていません(153系が登場する場合はリニューアルになると思います).
683系4000番台の製品化は嬉しく筆者の68x系もついに増備開始となりそうです.早速,「10-1313 しらさぎ基本」を投入しました.長浜〜米原の普通乗車券と併用して(長浜通過列車でも)利用できる「北陸おでかけパス」との相性がよく,北陸へ行く際に「サンダーバード」以上にお世話になる列車になっていました.「10-1314 しらさぎ増結」は683系4000番台に連結されることも多くこの発表で株が上がったと言え,筆者も入手に失敗したほどです.可能であれば「2000番台」「683系8000番台」で再販して欲しいほどです.細かく見れば比較的最近にもサンダーバード旧塗装編成も登場しているので奥が深いと言えます.ただし,最近再販された681系サンダーバードは3号車と8号車を入れ替えるなどの改造が行われる前の形態です.
683系2000番台については,「サンダーバード」用に製造された編成と,「しらさぎ」用の編成が289系になり,その後「サンダーバード」に転用するために683系に復帰した編成の2パターンがあります.前者は新塗装ですが,後者は旧塗装ですと,追記しておきます.
ワム80000の焦点は「ファインスケールの完全新規制作であるか」です.仮に完全新規制作であればワム80000は赤文字相当,ワム380000は緑文字相当です.EF66 100と合わせて東海道線の紙輸送列車がモチーフでしょうか.なお,EF66にも,破損しやすい開放テコは引き続き供給して欲しいところです.