(福井県並行在来線準備の主力車種になるはずの521系)
新幹線開業の風物詩と言える並行在来線社名の公募が実施されます.
2024年春予定の北陸新幹線敦賀開業後,現北陸本線の福井県内「敦賀〜大聖寺」を引き継いで開通する「福井県並行在来線準備株式会社」の社名公募が12/1より始まっています.詳しくは以下をご覧ください.
https://www.fukui-heizai.co.jp/name.html
(社名決定後はドメインを取り直すためサイトも消えてしまいます)
締め切りは2022/1/16(日)で,福井県外の方もwebページから応募できます.
(以下,開業後の並行在来線事業者を指して「福井県並行在来線準備」と記します)
さて,筆者の関心ごとはこの社名が何になるかです.「えちぜん鉄道」「福井鉄道」が存在するため単純な社名にはしにくい点で,他の並行在来線と異なります.令和時代に開業する鉄軌道事業者は他に「宇都宮ライトレール」がありますが,こちらは名称が完成されている印象がありますので,ぜひ,福井県並行在来線準備には「令和」(字のみでも可)を冠してほしいと思っています.
福井県並行在来線準備所有の車両は小浜線に入線する機会があるかもしれません.また,福井県としては避けたいですが福井県並行在来線準備が小浜線を運営する可能性も残っています.従って「越前」「嶺北」などの地域を限定する名称も使いにくいです.「恐竜」が連想されるかもしれませんが,有名な福井県立恐竜博物館があるのは「えちぜん鉄道」沿線の勝山市であること(しかも鉄道から徒歩圏にはありません)に注意します.
色々案はありますが,福井県並行在来線準備を支えるのは福井県民の皆様になります.サイトで紹介されている通りの地域に密着した県民鉄道になることを祈ります.
※便宜上,テーマは「【ニュース】JR西日本」とします.
※ハッシュタグを一つ開けています.ここには福井県並行在来線準備の決まった名称を入れたいと思います.
12/25追記:同時期に地元で検討されていた福井鉄道の現「越前武生駅」は2023年春に「たけふ新駅」に改名となります.武生市などが合併して成立した越前市内に設置される北陸新幹線の仮称「南越駅」が「越前たけふ駅」になるため改称が予定されていましたが,結果的には越前武生駅の旧称「武生新駅」とのハイブリッドとなった,いかにも福井鉄道の終着駅・越前市の中心駅らしいネーミングに仕上がったと思います.
https://fukutetsu.jp/newsDetail.php?num=235
2022/3/28追記:
社名が「株式会社ハピラインふくい」に,路線の愛称が「ハピライン」に決まりましたと報じられています.「福井鉄道」「えちぜん鉄道」が存在する以上「〜鉄道」にすることは難しかったのでしょう.末長く親しまれることを願います.
ハピラインふくいには521系が譲渡されるはずです.