2021/6/21 第2章その2 夏至の大村線の夕陽 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(大村線を代表する光景)

 

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「【旅行記】36ぷらす3長崎」を再開します.

 

大村線の車窓として有名であるのはなんといっても,JR最西の路線であるための「夕陽」です.特に途中の「千綿駅」でのそれは目的になるほどの有名ポイントです.せっかくですので,引退間近出会ったキハ66・67から見ることとします.ただし,乗った列車は快速「シーサイドライナー」ですので,残念ながら千綿駅は通過となります.千綿駅の様子は次の日に再度大村線に乗車しましたので,その際に少し取り上げます.

なお,当日は夏至でした.

現代の大村線といえば西九州新幹線も重要な車窓要素です.大村には車両基地も設置され,特に新大村〜長崎は通勤需要も認められる区間です.それゆえに大村〜長崎は並行在来線には指定されませんでした.実際,この列車も多くの方が大村,その先の竹松で降りられました.

車両各部も撮影しておきました.広告スペースにはラストランの告知が貼られ,筆者にとっては初めての場所ですが懐かしさが大いに漂います.

夏至の大村湾の夕陽は美しい姿を見せました.

南風崎を過ぎるとハウステンボスの世界観の建物が登場,ハウステンボス駅で左手に「ホテルオークラJRハウステンボス」を望み,すぐに早岐駅に到着します.早岐駅で一度車両を降りて写真をとっておきます.

ハウステンボス駅のホームからはホテルがきれいに見え,水鏡を見ることもできますが,写真映えが良いためかハウステンボス駅のホームには写真撮影をご遠慮くださいと掲示がなされています.

 

当初の予定ではここで降車でしたが,せっかくなので佐世保駅に行くことにしました.

途中で「或る列車」とすれ違いました.

佐世保駅に到着です.

3面6線(+松浦鉄道用1面2線)の広大な駅ですが,5・6番乗り場は封鎖・信号無効とされています.列車本数が少なくなっており,例えば「ななつ星in九州」「或る列車」「36ぷらす3」のような列車のためのホームとして使用するにも経費がかかり過ぎる結果となっていました.

ホームから見える高架道路は西九州自動車道です.その先にはフェリー波止場もあります.

キハ66・67型,特にシーサイドライナー色のそれはボロボロでした.

ついでに松浦鉄道の車両も撮っておきます.

佐世保駅の駅舎も長崎県第二の都市に相応しいものです.

当然ですが駅内にもキハ66・67の引退企画がなされており,いかにこの車両が地元で愛されていたかがよくわかります.

佐世保駅には地元のスーパーマーケット「エレナ」があり(早岐駅近くにもあります),そこで食料を購入して,早岐に戻ることにします.

 

続く