電車を止めるな! 〜のろいの6.4km〜 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(来場者特典と銚子電鉄の鉄コレ)

 

銚子電気鉄道は,千葉県銚子市の市民の足・観光の足でありますが,近年経営状況が芳しくなく,「ぬれ煎餅」「まずい棒」などの食品販売で経営を賄っている,話題の地方鉄道です.この度,そんな銚子電鉄が,「電車を止めるな! 〜のろいの6.4km〜」と題した映画を,クラウドファウンディングによる500万円の資金調達もあって制作.先日山口県でも公開されました.

 

内容としては,銚子電鉄を舞台としたホラーテイスト・特撮ものであり,これまで銚子電鉄が実際に手がけてきた製品・施策や,様々な映画の小ネタが満載されています.そもそもタイトルの「電車を止めるな!」が,先日フランスでのリメイクが決定して話題となった著名なインディーズ映画「カメラを止めるな!」が元ネタです.

様々な制約があったと思われますがここまで詰め込まれていたとは思いませんでした.良い意味で「銚子」だけの「超C級映画」になっています.

なお,鑑賞の際はネタバレを避けることを強くお勧めします.

(来場者特典として銚子電鉄竹本社長直筆の手紙のコピーがもらえますが,内容の都合で画像では封筒で被せています)

 

制作費がそれ相当に,500万円以上(2,000万円と言われています)かかっていますので,当面の間はソフト化・配信などは行われず,全国で期間限定で上映されるものと思われます[*].鑑賞料金は大人2,000円に設定されていますが,700円相当の銚子電鉄1日乗車券(特典なし)が付属しています.使用期限がなく,映画をご覧になられた方には実際に銚子に行ってみたくなる嬉しい配慮です.

 

 

ローカル鉄道を応援する新たな取り組みです.映画について詳しくはこちらをご覧ください.

 

[*]:いわゆる「シネマコンプレックス」での上映は少ないですが,例えば地元・銚子では2021/6/30まで毎日上映されています.

なお,2021年5月に予定されていた広島県備後西城での上映は延期となりました.