夜行急行でどうでしょう TOMIX 97911 583系(きたぐに旧塗装) | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

今日は水曜日です.

1990年代前半,JR各社では新型車両導入のほか,国鉄型車両の塗り替え・リニューアルを進めていました.そんな中で生まれたのが,青地に紺・緑帯の急行「きたぐに」です.金屋代鉄道では初の583系となりました.

(限定品につき,リンク切れにご注意ください)

自由席の普通座席車からA寝台車まで連結させた堂々の10両編成で運行されていました.自宅で走らせるには少し長いです.

機器室が特徴的なクハネ581です.ありがちな帯塗装の乱れもありません.

もう一方の先頭車はクハネ583となっています.転写シートも,セット内容に合わせ,B05・B06編成が収録されています.

サロネ581です.サハネ581と比べると,中段の窓がないことが特徴です.模型ではサハネ581と同じ床下になっています.

モハネ582です.前回品(これも限定品扱いでした)と比べ,非常口が埋められた車体が正しく再現されているのが,今回の製品の特徴です.

 

この塗装で活躍した姿はごくわずかですが,北海道テレビ制作の「水曜どうでしょう」の「サイコロの旅1」に登場したことが有名です[1].ほぼ満席だった当時と裏腹に,道中で利用した交通機関はこの列車のみ現在では運行されていません.

 

当時はシュプール号などでも大活躍をしており,この塗装の車両が必要な鉄道シーンは間違いなく存在します.模型としても塗装を中心によくできており,人気商品となりました.まさかの限定品の再販となりましたが,実車の活躍期間が短かったことで記憶が薄れつつあり,今後の販売は動力刷新後・他メーカーでも見込めないです.そこで,金屋代鉄道でも,他の車両の導入予定を変更してこれを導入することとなりました.

実車の写真

さらに塗装変更が行われた後,2008年の直江津駅です.やはり,夜行列車は旅を盛り上げる存在です.夜行バスの運転手の確保・負担問題がある今,見直されても良いかもしれませんが,徹底した合理化により,それも叶わなくなっています.

 

新塗装も欲しいのですが,TOMIXの583系は高価でなかなか買えません.KATOが作ると,国鉄仕様の単なる塗り替え品になってしまいそうです.

 

[1] 参考:

https://ja.wikipedia.org/wiki/水曜どうでしょうの企画_(日本国内)