本日のJR西日本の話題において最も大きい内容は、読売新聞などが報じた「JR西日本の銀行事業参入」でありますが、これに関しては詳細を確認してから、必要に応じて言及することになると思います。
本日は車両のデビューに関していくつか発表されました。
6/27「Kizashi」デビュー!
26/6/27に227系500番台「Kizashi」が営業運転を開始すると発表しました。
https://www.westjr.co.jp/press/article/2026/04/28/items/260428_00_press_Kizashi.pdf
当日は記念式典が下関駅で行われると予想していますが、詳細および初日の運行予定が未定です。午前中に行われた場合、筆者にとっては1番列車が帰り道になってしまいます。1番列車か、その折り返しの列車にはぜひ乗車したいところです。
なお、これまでの227系初日については以下の記事をご覧ください。
6/27 JR四国3600系 デビュー!
同じく6/27には、JR四国の新型車両「3600系」もデビューします。徳島県内のJR四国において、初の電気車(モーターで駆動する鉄道車両)であることも含めて注目されます。
https://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/assets/2026/04/28/20260428%2002.pdf
こちらは営業運転開始が「徳島駅14:30発阿南行き」の列車と発表されています。「Kizashi」の運行開始を前提として、下関駅から山陽本線の普通列車に乗りつつ、この列車に乗ろうとするなら、下関は遅くても8:51発の列車になりますし、一方で小倉周りの場合は下関が9:53発になります。したがって、「Kizashi」と「3600系」の1番列車に両方乗ることはできないと思った方が良いです。「Urara」の際は、セレモニーが行われた10:41の列車まで、「Urara」は一切運用されませんでした。
6/27は各地で大変盛り上がりそうです。
4/30追記:東急9000型を譲受・改装した西武7000系も、同じく6/27運行開始です。
https://www.seiburailway.jp/file.jsp?id=27677
内容はここまでですが、以下の話題に触れないわけにはいきませんでした。
6/1 大井川鐵道井川線の観光列車化
静岡新聞は、4/27に「大井川鐵道井川線の列車を全列車観光列車として、運賃を3,500円に値上げする」と報じました。地元では反発論も出ているとも報じられており、大きな話題となりました。
https://news.at-s.com/article/1959473
それに対して鳥塚社長は「井川線では近年定期券の販売実績がなく、地元住民の方の足になっているとは言えない」「地元住民の方に対して2年間で1,000円のフリーパスを用意する」「千頭〜接岨峡温泉の上り始発列車と下り最終列車は通常の乗車券のみで利用できる(したがって井川駅発着と、千頭からの日帰りでの通常の利用は不可)」「観光列車であるというのであればそれ相当の相場をいただくことになる」「第三セクターではなく純粋な私鉄である大井川鐵道は『地域のための鉄道』ではないため、赤字の放置は許されない」「増収分の一部は大井川鐵道の収益になる」などの旨の説明をなされています。
https://www.torizuka.club/2026/04/27/%e4%ba%95%e5%b7%9d%e7%b7%9a%e3%81%ae%e9%81%8b%e7%94%a8%e5%a4%89%e6%9b%b4%ef%bc%88%e3%83%80%e3%82%a4%e3%83%a4%e6%94%b9%e6%ad%a3%e5%8f%8a%e3%81%b3%e8%a6%b3%e5%85%89%e5%88%97%e8%bb%8a%e5%8c%96%ef%bc%89/
大井川鐵道井川線全線の運賃が現在1,340円(企画きっぷがあるため、実質的に往復2,100円)、本線の金谷〜川根温泉笹間渡の運賃が920円、「特急」として運行されている「きかんしゃトーマス・パーシー」の片道旅行代金が3,000円(いずれも大人)であるため、実質的には大井川鐵道井川線の全列車が全車指定席の特急列車になったようなものです。
様々な意見がございますと思いますが、純粋な民間企業であって現状の強み・弱みを理解し、さらに収益を上げる努力をすることは必要です。その上で、建設経緯上、大井川鐵道井川線は維持されなければならないので、この取り組みには理解できます。加えて、大井川鐵道では本線の全線復旧を控えてますので、それに向けて収益を確保する必要があるため、認可が必要である「全列車特急列車化・全席指定席化」ではなく、現状の大井川鐵道グループですぐに行える「全列車団体臨時列車・旅行商品化」が選ばれたと思っています。座席指定もなされます。
この制度改正でアプト区間や奥大井湖上駅の「ちょい乗り」が実質的にできなくなりますが、鳥塚社長は、このような利用をされる方は他の目的で井川線沿線を訪問されているため、全体的な観光客減にはならないのではと見立てられています。近日中の公式発表および、移行後の利用状況に注目します。