オオタカの営巣、増工となった支線園路の工事中止、というところまでは予想通りの展開で別段驚くこともないのですが、今日の役所の反応には正直驚きました。


というのは「営巣地から半径1km以内でのチップ機の稼働禁止」指令が発令されたのです。


入場時のローカルルール(施工マニュアル)には同種の機械(と思われるもの)が半径500mと記載されているためそれを鵜呑みにしていたのですが、ダイジをとって1kmにしたのだと思われます。


確かにチップ機はうるさいのですが「1km」はちょっと・・・・、というのが正直なところです。


と、いってみても始まらないので早々にチップ機は返却し、今後施工できそうな支線園路・準幹線園路の一部の金額を積算してみました。


結果は残念ながら直工で2~300万円の不足。チップ化の金額を足してもわずかに落札金額に届かないと思われますので、HH地区まで出張してお役所ご推薦の駐車場路盤でもやりましょうか?



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今年もついにオオタカ様の季節がやってまいりました。


昨年は5月末だったのに、今年は暖冬のせいか、はたまたカメラがついてしまって営巣状況が逐一手に取るようにわかるようになったためか、3月を待たずに工事ストップとあいなりました。


オオタカ様が入居されたのは昨年と同じ巣だそうです。


巣から300m圏内では工事内容がかなり限られます。「予定通り」といってはなんですが支線園路の増工分はやはり中止となります。本日の連絡では南側支線園路も中止ということでしたが、こちらは距離からいっても解禁されるのではないかと考えています。


問題はチップ化で、半径500m以内は禁止ということでしたので、工区の一部でチップ化ができない箇所ができてしまいます。これについては後日協議が必要になると思われます。


それ以外は特に問題なく(想定内として)工事を進められると思います。


が、残工事の積算をしていて想定外の問題を発見してしまいました。


というのは「支線園路を全部やっても金額が目標に到達しないのではないか」ということです。諸経費込みの(税前の)金額ベースで200万円前後の不足になるのではないかと思われます。


もちろんこちらの思惑での金額(単価)でしかありませんので本当のところはわからないのですが、私としては私の積算が過小な間違いであることを祈っています。




本日(昨日?)工務課中道氏・弘済会布野氏と打合せを行い今後の作業・工程について内容を詰めましたので報告いたします。


●工期について


12/18付けの増工の指示に基づいて工程表を作成し、5月末までの工期延長を申請する


●施工内容について


林地育成工での数量(金額)が増加しているため、その分に加え減工にならない程度の施設整備工を行う。

施設整備はオオタカ営巣により中止が見込まれる支線園路の一部と建築により一部が施工不可能な準幹線園路の施工を取りやめ、残る支線園路を優先的に施工する。その際には表層のみを除き、設備配管・路盤とも仕上げることが望ましい。

細園路は残金額をみて調整する(やらないことも十分にありうる)。


●段取り


必要書類を整え支線園路の施工に備える。細園路はやらないという読みでチップの保存は行わない(施工の際は間伐木集積場にてチップ化を行いトンパックにて運搬する)


●材料調達・施工業者


電線管は長野工販、ハンドホール・埋設シートは二幸機材とする。施工は白馬・ダイトー工業さんにて検討中(見積り依頼中)。


●その他


後日12/18の増工指示とは異なる内容にて(現状に沿った内容で)指示をもらう予定。支線園路だけであれば4月中に工事を終わらせるスピードで工程を組む予定です。


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間伐作業が終わりいよいよ枝等のチップ化作業が本格化してきました。


当初は29馬力のチップ機1台で作業の予定でしたがいざはじめて見ると思うように作業が進まず、すぐさま2台目を手配し63馬力という約2倍のパワーを持つチップ機での作業を開始しました。


機械自体はどちらも順調に動いているのですが、腐って湿った木や、刈り払ったあとのぬれたササなどを投入すると、さほどというかまったく負荷をかけていないにもかかわらず詰まって止まってしまいます。


簡単そうに見えてなかなか難しい作業です。


今後このまま2台で作業を続け3月半ばまでに全部を仕上げられればよい(作業期間約3週間程度)と考えています。



チップ機投入


トンパック



ウッドチップ舗装用にチップを保存しておくため、トンパックをゲージに吊してそこにチップを投入します。


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今年の冬はかなり異常で、雪があまりにも少ないのではないでしょうか。


また、その他下記のような理由が重なっていることから、ひょっとすると「工期内に工事を完了させて卒業できるのでは?」という思いにいたり、その目標に向かって諸々の段取りをはじめました。


●降雪量が少なく林間での作業が可能であること

●林地育成工が当初設計よりも増えていること

●園路施工が路盤作成から電気設備に変更されたこと

 (m単価が上がるため実際の施工量が減少する)

●オオタカの営巣季節の到来により南側の一部が施工できなくなること


まずは測量とチップ化の作業を進め、早ければ3月上旬から電線管やハンドホールの施工に入ることがでればなぁと考えています。


ひとつ問題なのは、想定していた工期よりも短期間で終わらせてしまう分、書類や現場の管理がたいへんになることでしょうか。



2/10(土)にあづみの国営公園OM地区で「おおまち雪祭り」が開催されました。


私達も工事施工安全協議会(現在公園施工に関わっている業者の集まりの一員)としてお祭りに参加しました。


協議会は本会場とは別の昨年できたばかりのところに会場を設け「そりゲレンデ」「輪投げ」「ストラックアウト」「スノーモービル展示」などの遊びの他「大町黒豚試食会」「磯辺焼き」「飲物」等のサービスを行いました。


用意したお肉16kg、お餅300ケはあっという間に完売(完配布)となり予想以上の人出と人気でした。


我々業者側のスタッフも全員楽しみながら参加できたのが何よりよかったなぁと思います。



今年は予想していたよりもはるかに雪の量が少なく、間伐木の伐採は順調に進んでいます。


「雪が少ない」ということはその運搬にもよい影響を与え、間伐の現場まで2tダンプで直接入っていくことができ、クローラダンプでの運搬に比べてはるかに効率的なものとなっています。


どんどん伐ってどんどん出しているのはよいのですが広めに確保しておいたつもりの間伐木貯留場(未整備駐車場)の空きが残り約1/4となってしまいました。


「住宅跡地に置かして欲しい」と再度お願いに行ったのですが、役所での協議の結果、まず現在の貯留場の1段下の駐車場に置き、それでもオーバーした分については大町農産北側の広場に運び出すことになりました。


今後の作業で出てくる大量の土砂も同じ場所に置かなければならないため、間伐木を置く位置は慎重に決めなければなりません。


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2月に入るとオオタカ様がやってきて営巣場所を探し始めます。


今年は雪が少ないうえに暖かい冬なのでひょっとしたら例年よりも早く来るかも知れないということで、2月頭には観察会?の人が上空を眺めに来るといううわさです。


隣接工区監理者の話では既にそれらしき影が上空を旋回していた、というような話さえあります。


ということで、早速4箇所ある既設の巣(つまりカメラのついている巣)の位置を確認し、半径300mの円を描いてみました。


300mというのは営巣が確認されてもそれを越えれば「チェンソー」「バックホウ」の作業も一応はOKと公園工事マニュアルに書かれている離隔距離です。


増工分の支線園路以外は何とか影響を逃れられそうですが、巣を別の所にかければまた話が変わってきますので気を抜くわけにはいきません。


といいますか、去年の場所に営巣されたら再度設計変更してもらわないと冗談抜きに「工期1年」という話になってしまいます。



去年の巣


↑↑↑ 去年我々を苦しめたオオタカ様の巣です 



国営公園大町地区で2/10(土)に「おおまち雪祭り」と題して大々的にイベントが開催されます。


昨年の実績では500名の参加予想が実際には800名の参加があり、食品等が足りなくなってしまうほどの盛況ぶりだったようです。


今年は林笠さんやアメニスさんの現場ができたこともあり、そちらの広場も見せたいということで、「工事業者で地域貢献の一環として何か企画せよ」との命令を先日の工程会議で受けました。


スタンスとしてはあくまで「工事業者の自主的な発案でイベントに参加する」というようなのですが、口調としては「で、何やるの?」と参加が当たり前のような押しつけ口調でした(調査課係長丸山氏)。


イベントは事務所の仕事。


それを平然と押しつけるあたりが「仕事の区別がついてないなぁ」と、ただただアホ役人にあきれるばかりでした。


とはいえ、何もやらないわけにはいかないので2/15(水)の午前中に業者が集まって話し合いをすることになっています。


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下草刈り・間伐施工範囲の着工前立会がすべて終わりました。


これからは雪解け後の作業に間に合うように間伐とその運搬を粛々と進めるばかりです。


作業の進度はもちろん天候にも影響を受けますが、最大の要因は作業人数ですので、様子を見ながら下請けさんと話をして進めていきたいと考えています。


さて、立会が終わったということは伐木(予定)本数が確定したということで、径の太い木は設計数量から減っているものの細い木がかなり増え、全体としてみれば「増」ということになりそうです。



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