#116 ディープ・キッチュ | 漂流バカボン

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何か適当なテーマを自分で決めて自分で勝手に述べていこうという、そんなブログです。それだけです。

自分が大学生の頃、関西ローカルだとは思いますが、土曜日深夜に放送していたTV番組『ディープ・キッチュ』にハマりました。

名前のごとく、MCは「キッチュ」こと松尾貴史と高木澪で、スタジオに何故だか沢山のこけしが並ぶというシュールな雰囲気のセットで番組が行われていました。


番組の内容自体も、よくわからないというか、ゆる~い感じのコーナーのつなぎ合わせでした。

レポーターの女性が相棒のリスザルと、毎週「BON」という名前の喫茶店をレポートしていくだけのコーナー(別に特別珍しいと喫茶店と言うわけではなく、ただ名前が「BON」なだけ)とか、

視聴者から俳句を募り、上の句・中の句・下の句をバラバラにして、またつなぎ合わせ一つの句にして紹介するコーナーとか、

小学生コスプレの女性レポーターが街の変なものを紹介するコーナーとか、

面白いのかどうか判断に迷うけれど、でも毎週見てしまう番組でした。

そして、この番組で、まだ有名になっていない「よいこ」(今のよゐこ)が、写真の切り抜きを厚紙や割りばしにくっつけて、人形劇風の地味な紙芝居のようなネタをやっていたのが印象に残っています。

この頃は、まさかその後よゐこが現在のようにブレークするとは全く思わず、何か華のない暗い芸人さんだな~と思って見ていました。

この番組自体はあまり長続きしなかったと思いますが、土曜の深夜に、明日の休みのことを想いながらホッとする時間をくれる番組だったことで、今でも印象に残っています。