持病のひとつである副腎機能低下症について、あくまで覚え書き。


【既往歴】
30代から偏頭痛
40才過ぎた辺りで緑内障
2017年 好酸球性副鼻腔炎→手術
2018年 続発性副腎機能低下症
              子宮頚癌告知→手術
2019年 ACTH単独欠損症疑い


【副腎機能低下症について】
◎そもそも副腎とは?
副腎は直径5cm前後,重さ5g程度。
左右にある小さな臓器。
名称から腎臓の補充的存在かと思いきや、両者は全く別物。

副腎は他の臓器に比べ目立たない存在だが、いくつかのホルモンを製造・分泌している。
その1つがコルチゾール(副腎皮質ステロイド)。


通称『ストレスホルモン』と呼ばれるもので、脳や体がストレスに適応できるように体を調整する役割を担う生命維持に不可欠なホルモン


人間の体って凄いもので、人体にストレス(感染・大量出血・発熱・精神的ストレス・疲労など)が降りかかると、そのストレスの強さに応じて自分の意識とは無関係に、必要な時に必要な量を必要とする部位へホルモンを送り届けるシステムが備わっている。

逆に副腎が十分に働かずコルチゾールが製造・分泌されていない状況下では、様々なストレスを防御できず、最悪の場合、ショック→死に至ることもある(副腎クリーゼ)。


【きっかけ】
好酸球性副鼻腔炎の術後、セレスタミン(副腎皮質ステロイド)を内服し半年経過した頃、ステロイドの副作用である副腎機能確認のため内分泌内科受診。

その結果、副腎がほとんど機能していないことが判明。

しかし副腎機能に関する採血項目は、一般的な健診や受診時の採血ではオーダーされる事はない。
よって過去のデータがないため比較のしようがなく、果たしていつから副腎機能が低下したのかは分からない。


ちなみに2019.1月のCRH負荷試験の結果。


コルチゾールの値。
基準値6.24~18.0のところ、私の場合は全て1以下。⇒続発性副腎機能低下症
同じくACTHも低値。⇒ACTH単独欠損症疑い

ちなみに好酸球性副鼻腔炎同様、ACTH単独欠損症も指定難病の1つらしい。


【そういえば ~回想~ 】
元々ネガティブな気質に加え活動的なタイプではない。
仕事が休みの日は、家で過ごす事が好きな私。
そんな私でさえ、少なくともここ数年はとにかく倦怠感がひどかった。
持病の偏頭痛に加え、気持ち的にもやる気が起こらず、休日など終日、横になっている事も多かった。
今になって思えば、この頃から副腎機能が低下していたのかもしれない。

副腎機能低下症とうつ病。
症状が似ているため、時にうつ病と誤診される事も多いとか。


私の場合、好酸球性副鼻腔炎に罹患しなかったら判明することもなかった副腎機能低下症。
そういう意味でも、全ての病は私にとって必要なものだったのかもしれない。

現在は体内で製造されず不足しているコルチゾールを外から補充すべくコートリルという薬を服用してます。


自己紹介およびこれまでの経過については    こちらをご覧ください。


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