■タイトル
かがみの孤城
■作者
辻村深月
■あらすじ
学校での居場所をなくし、閉じこもっていた"こころ"の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。 輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。 そこにはちょうど"こころ"と似た境遇の7人が集められていた―― なぜこの7人が、なぜこの場所に。 すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。
■出版社
ポプラ社
■表紙
■感想
本屋大賞にノミネートされている本作。
生き辛さを感じている人に読んで欲しいです![]()
数々の伏線が読者に期待と感動を与えてくれます。
終盤で伏線がすべて繋がったときの興奮がたまりませんね(笑
理不尽な出来事をきっかけに不登校となった主人公「こころ」が、
この1冊を通して成長していく姿が印象的でした。
鏡の孤城に集まった7人の中学生。
それぞれが抱えている生き辛さに、なんとも言えない歯痒さを感じました。
大人になった今なら、「大丈夫、その悩みは今だけだから」と言えますが、
中学生くらいの子供にとって、学校というのは日常の大部分を占めるものなのですね。
私は主人公の「こころ」というキャラクターがお気に入りです。
気持ちが弱くて、自己主張ができない。「言ったもん勝ち」という風潮が強い現代の
欧米化した日本では生き辛いタイプですが、私はこういうタイプの人が現実でも好きです。
優しくて、思いやりがあるような人だと思います![]()
何がきっかけでうまくいかなくなるかは人それぞれだと思いますが、
困難には必ず解決法があると思います。
7人の中学生たちは、かがみの孤城での出会いを通じてそれを見つけました。
でも、かがみの孤城のような奇跡がなくても、サポートしてくれる人はいるだろうし、
いないとしても「何くそ!」という気持ちがあれば何でも乗り越えられるでしょう。
そんな勇気をくれる1冊でした。
