今年の本屋大賞の小説「流浪の月」。
やっと読めた。カナタ、この本読んでちょっとしんみりしたけど、全体的には、主人公2人のつながりに感動し、羨ましくなり、ちょっと暖かくなるような話だと思いました照れ



誰も悪くないのに、たくさんの人が傷つくことがある。それぞれ人物の視点から観ると、みんな自分の信じる人生を生きているだけなのに、それがうまく交わらずに苦しくなる。そんな物語。
人と理解し合えないときは悲しいけど、時間が解決してくることもある。それを教えてくれた小説だと思います。

傷を抱え、消せないデジタルタトゥーを背負った2人。更紗と文が、これでもかってくらい苦しんで、それを乗り越えて答えを見つける姿が尊いと思いました。
辛かったのは、更紗と文のことを好きな人たちも傷ついていること。みんなが相手を理解して寄り添おうとしているのに、すれ違っていく姿が苦しかった。でも、最後は更紗と文が乗り越えて、強く生きていく姿に感動しました。
デジタルタトゥーより深く彫られた固い絆。これは愛情なのか分からないけど、誰もが求めている本物なのだと思います。