だいぶ間が空いてしまいましたが…。
父に使ってもらっていた漢方のお話の続きです
末期の癌が見つかり、根治は望めないと言われた父は無治療を選択しました。
そこで、何かできることはないかと考えて調べて行き着いたのが漢方でした。
漢方の店に辿り着き、お店の外から見える商品全てが高そうな感じで、少し緊張
対応してくださったお店の方への私の第一声が
「癌に効く漢方はありませんか?」
で、相当切羽詰まってるように見えたのか、落ち着くようにゆっくりゆっくり話を聞いて下さいました。
父の癌のこと、ある時ネットでフコイダンという漢方がいいと知り探しているということ。
最初は無愛想に見えたお兄さん(失礼)でしたが、たくさんの資料をかき集めて漢方のことはもちろん、食事のことや治療の事なども親身になって教えてくれた。
父の病状を聞きに行ったあの寒くて静かな部屋、こちらの質問も遮るような、早口で無表情な医師。
体の異変に気付きながらも、ごまかすようにお酒もタバコもやめず、不摂生な生活をしていた父。
色んなことが頭に浮かび、途中でだーだー泣きながらも漢方の説明を聞き今の父に合いそうなものを選び買って帰った。
父に渡すと、見たことのないような困った顔で、こんな高いものを買わせてごめん…とシュンとしていました
でもせっかく買ってもらったからには頑張って飲む!と約束してくれ、なかなかものすごくクセのある味のものでしたが、気合いで飲んでました
高いものもあったので、夫に相談しながらでしたが、あとで後悔しないようにできることはしよう!と強く背中を押してくれました
普段はどケチな夫ですが、、このときばかりは頼もしかったー!
結果的にしばらく漢方を使っていたけど父は亡くなったし、それらが少しでも効いたのか全く意味がなかったのかは分かりません。
私のただの自己満足だったかもしれないけど、
「おかげで調子がいい」
と、言ってくれた父を信じたいと思います
私は私で、授乳中の今、風邪をひいたときなどは漢方にお世話になっています
奥が深い…