ソニーの白雪姫の至高のベスト!

 

1970年代、国民的人気を誇ったアイドル「天地真理」。秘蔵のお宝写真をふんだんに使ったオールカラーブックレットの【懐刻盤】となります。ボーナストラックにはテレビの真理ちゃんシリーズのテーマを4曲初CD収録予定。デジタル・リマスター音源。

 

2013年4月13日発売「GOLDEN☆BEST天地真理」について。

このBESTは素晴らしい。定価が税込み2000円(発売時)と、お求めやすい価格になっていることもあり、ほんとんどのファンが所持しているのではないかと思われますが、ちなみに、1973年のLP盤は当時の定価が2000円、1974年のBEST盤は2200円となっているが、どれだけレコードが高価だったのかと。天地真理さんのファンのメイン層である学生と、ちびっ子が買えるような価格ではなかったと思うのですが、レコードはともかく、再生機器となるといくらしたのかと。レコードを聴くのは金持ちの道楽だったのかと思うわけですが、これが何十万枚も売れていたというのだからよくわからない。

 

 

 

 

 

 

 

このBESTの何が素晴らしいのかというと、まず、ブックレットの写真が素晴らしい。どの曲の写真もジャケット写真と異なるものであるが、全てジャケットより良いものばかりである。良い写真はいくらでもあったのである。今回は珍しく良いカットばかり選んだものだと感心するわけですが、

 

 

企画協力◎荘清次郎さんと青木真保さんの名前がありますね。昨年のCS番組「天地真理スペシャル」は写真のセンスが良かったのですが、このベスト盤の写真も、ソニーと渡辺プロのセンスではないように思うのですが、わからない。たまにはいい仕事をするのかもしれない。

 

そして、何文字かは知らないが、4ページ半のセルフ・ライナーノーツが読み応え抜群。これは必読。

 

曲について。

 

 1.水色の恋

 2.恋は水色

 3.涙から明日へ

 4.ちいさな恋

 5.ひとりじゃないの

 6.虹をわたって

 7.ふたりの日曜日

 8.若葉のささやき

 9.恋する夏の日

10.空いっぱいの幸せ

11.恋人たちの港

12.恋と海とTシャツと

13.想い出のセレナーデ

14.木枯らしの舗道

15.愛のアルバム

16.初めての涙

17.さよならこんにちわ

18.夕陽のスケッチ

19.レイン・ステイション

20.矢車草

21.愛の渚

22.童話作家

23.真理ちゃんとデイトのテーマ

24.となりの真理ちゃんのテーマ

25.とび出せ!真理ちゃんのテーマ

26.アタック真理ちゃん!のテーマ (あなたとともに)

27.はばたけ!真理ちゃんのテーマ (新しいともだち)


今回の目玉は、ボーナストラック「真理ちゃんシリーズ」のテーマ曲。

 

真理ちゃんとデイトのテーマ」は、Edit Version。歌の途中の人形たちのセリフがカットされている。「アタック真理ちゃん!のテーマ」は、第何回目の放送の音声なのか。毎回会場で歌っていたはずで、全て同じ音声ではないはずだが、私は番組を画面キャプチャーしながらしか見たことがないので、全て見たと言えるのかどうかも怪しいものだが、確認している時間もないし、わからないですね。

 

<ボーナストラック>※MONOとなっているが、レコード用ではなくテレビ用の録音だからか、音声がよくないし、映像ありきの歌だと思いますね。

 

シングル曲は、「夢ほのぼの」と、復帰後の3曲が外されてますね。

 

アルバム曲は「恋は水色」「涙から明日へ」「レイン・ステイション」「童話作家」アルバムからはこの4曲が選ばれているわけですが、4曲選べといわれても難しいですね。

 

制作◎中曽根皓二中島二千六」「白川隆三原正志

1975年に変わった天地真理さんの担当者、それぞれ2曲ずつということかもしれない。

 

後期の「レイン・ステイション」「童話作家」は妥当なところか。前期は「恋は水色」「涙から明日へ」どちらもカバー曲だが、こちらも定番ですね。

 

「恋は水色」は、窓際で歌っているシーンが有名ですが、現在だと『サンフラー号』での歌唱が思い浮かびますね。歌もいいですが、イントロがいいですね。イントロといえば、「水色の恋」もいいですね。「若葉のささやき」もカッコイイですね。「想い出のセレナーデ(歌詞アレンジ違い)のイントロもいいですが、「恋は水色」と似ていますね。

 

というわけで、この「GOLDEN☆BEST」は素晴らしい。曲は今さら必要なくても、ブックレットは必需品。

 

おわり。