とび出せ!真理ちゃん 2話。

1973年10月11日放送。

「青い鳥はどこに!」

出演:桜木健一、谷啓、鶴間エリ。

 

テーマ曲。

 

歌の途中からゲストの桜木健一が加わる(歌わないが)。テーマ曲にゲストが加わったのは「アタック真理ちゃん!」以外では、これが最初で最後ではないか。

 

むかしむかしチルチルとミチルという少年と少女がいました。

 

チルチルとミチル。兄弟ではなく、恋人?同士のようである。

 

お菓子の国。

 

番組オリジナル曲「素晴らしい愛」

 

 

 

 

やっとわかったぞ。僕の幸せは青い鳥はミチルだったんだ。

 

桜木さん今日はどうもありがとうございました。また出てくださいね。

 

「空いっぱいの幸せ」

 

 

 

今回のお話は、青い鳥。これはよくできていた。原作では、チルチルとミチルは兄弟で、幸福の青い鳥を探しに、思い出の国、夜の御殿、森、幸福の花園、墓地、未来の王国を冒険するようであるが、

 

今回の物語は、兄弟ではなく仲の良い少年と少女が、思い出の国お菓子の国戦争の国自然の国未来の国へ、幸福の青い鳥を探しにいくが、幸せなどどこにもなく、幸せは実は身近なところにあったという話。

 

死んだ祖父母は思い出の中では素晴らしいが、実際に会いにいけば死人である。

お菓子などいくらあってもすぐに腹が膨れてしまって、食べろといわれても苦痛なだけである。

自然は一見美しいように見えるが、落雷風吹など厳しいものである。

未来の世界はすべて機械化されていると思っていたが、機械を作らされている奴隷がいて、人間は宇宙人の奴隷になっている・・・

 

なるほど。どれだけ文明が発達しようと、奴隷(近代的自我を持たぬ畜人)はいるものである。

 

ただ童話や民話を演じたっておもしろくもなんともないが、今回の「青い鳥」は、番組の中でも一番アレンジがよかったと思いますね。真理ちゃんの容姿も最高でした。

 

ゲストは、前作「となりの真理ちゃん」までとは違って、他所の若手人気タレントとも共演していくということで、今回の桜木健一も良い感じでした。

 

「空いっぱいの幸せ」、振りが少し入りました。オレンジの衣装もよかったです。

 

「とび出せ!真理ちゃん」は、1話と2話を見る限りは良い番組に仕上がっており、この番組も「となりの真理ちゃん」「はばたけ!真理ちゃん」のように、だんだんとダラけていくのですけど、とりあえずは良いスタートが切れたようです。

 

2話おわり。