真理ちゃんシリーズ第2弾、ミュージックホームドラマ「となりの真理ちゃん」、勝手に総集編!!ということで、名場面など振り返っていきます。残念ながらCS放送では全話放送をしてくれなかったし(9話と19話)、21話と22話は録画をできなかったのですが、それでも総集編!?
番組のテーマ曲。歌の最後の「こんばんわ!」というところが凄いが、全話同じ映像。
2話。沢田研二がスナックのマスターとして街の住人となった。真理ちゃんとジュリーの仲がよいのを心配した住人たちが「真理ちゃんを守る会」を設立。
3話。小柳ルミ子が花屋さんとして加わる。「真理ちゃんとデイト」から引き続き、真理ちゃんも番組も絶好調であった。
3話。小柳ルミ子と歌った「四月の雨」は、番組最高のシーンだった。
5話。73年のゴールデンウィークの放送。衣装など容姿も素晴らしくて、楽しい話だった。
5話。エンディングで沢田研二らと「そよ風にのって」、これも最高だった。
6話。「若葉のささやき」
6話。エンディング
6話。小柳ルミ子、布施明と歌った「バラが咲いた」は素晴らしかった。
7話。衣装が目を引いた。「若葉のささやき」は、全てレコード音源であったが、容姿で楽しませてくれた。
10話。岸田今日子がアメリカから連れてきた2匹の怪物。楽しい話であった。
10話。沢田研二と小柳ルミ子は、番組の前半に何度も出演して番組を盛り上げてくれた。
11話。マスクをして登場。
12話。「恋する夏の日」、10話から最終回まで。
14話。本物のアヒルが出演。真理ちゃんも楽しそうだった。
14話。ゲストの坂本九も素晴らしくて楽しい放送だった。
15話。夏の衣装はどれもよかった。
16話。真理ちゃんと、4人の子供たち(真理ちゃんはそう呼ぶ)。バランスのとれた4人組で、特にバンダとコッペのキャラクターがよかった。
20話。「恋する夏の日」
23話。エンディング「白い色は恋人の色」、よい歌だった。
26話。最終回。真理ちゃんとバンダ君ら4人のお別れパーティー。
隣の家に住む谷啓は、子供たちの塾の先生として、ほぼ毎回出演した。
簡単に振り返ってみましたが、「となりの真理ちゃん」は、真理ちゃんの街が舞台で、真理ちゃんと人形たちと住人によって繰り広げられる、明るく楽しいミュージックホームドラマでした。街の住人は、谷啓、なべおさみ、ハナ肇、沢田研二、小柳ルミ子、その他、渡辺プロのタレントによる「ナベプロタウン」というものであり、真理ちゃんにとっても、渡辺プロにとっても、良い時代だったんだなと思いましたね。
特に前半は楽しかったですが、中盤からは、マスクをしたり、唇に大きなカサブタがあったり、盲腸炎で入院(番組中にそんな説明はないが)と、体調が優れなくなって、ゲストも中年のコメディアン系(若手タレントよりも仕事ができて番組を盛り上げてくれるが)が多かったりしましたが、それでも最後まで楽しい番組でした。
番組の中でも、どの話が楽しかったか選んでみると、2話、3話、5話、10話、14話、あたりになりますかね。この中でもどれか一つを選ぶとすると、3話
1973年4月19日放送。
「コッペの花売り作戦」
ゲスト・小柳ルミ子。
この3話はセレクト放送されずに、小柳ルミ子ゲストの6話がセレクトされたのですが、6話は布施明も出演しているのでこちらにしたのかもしれない。6話もよかったですけどね。
ストーリーも楽しかったですが、毎回ゲストと歌うシーンが楽しみでした。とくによかったのは、
3話、小柳ルミ子と「四月の雨」
5話、沢田研二らと「そよ風にのって」
6話、小柳ルミ子・布施明らと「バラが咲いた」
まあとにかく楽しい番組でした。「真理ちゃんとデイト」も「アタック真理ちゃん!」もよかったですが、改めて見てみると、個人的には「となりの真理ちゃん」が一番楽しかったのかなと思いますね。「真理ちゃんとデイト」の中盤から「となりの真理ちゃん」の前半までが特によかったということかもしれない。
「真理ちゃんとデイト」から続いた、真理ちゃんと人形たちの楽しくて素敵な世界が終わってしまったわけですが、1973年の9月は、「時間ですよ」と「恋する夏の日」も終わってしまったのですね。いつまでも73年の夏が続けばいいと思うのですが、いつかは終わる時がくるのですね。二度とこんな時代はやってこなかったのですが、白雪姫と呼ばれた時代と、メルヘンチックな世界が終わるのは仕方のないことであり、また新たな世界を作っていかなければならないのですね。
とはいっても、真理ちゃんシリーズは、まだまだ続いたのであり、一定以上の支持とクオリティーは保っていたわけですが、「となりの真理ちゃん」までの勢いはなくなってしまって、よい時代は終わってしまったんだなと思うのですね。
となりの真理ちゃん総集編、おわり。