「おいしい給食season2」の他にもう一つだけ気になるドラマがあったので見ました。
「2月の勝者」です。
私、主演の柳楽優弥さんが大好きなのです。
是枝監督作品が全く合わないので「誰も知らない」の頃は好きではなかったのですが「アオイホノオ」から大好きになり
その後の彼の出演作品はチェックして見ていたのです。
…が!! この「2月の勝者」1話目で脱落しました。(正確には最初の30分で…)
何が原因かと言うと
”ゼノンのアキレスと亀のパラドックス”の下り。
個人的このパラドックスモドキが大嫌いなのです。(なのでドラマが悪いわけでは決してありません)
どんな話かと言うと…
(ドラマを未見の人はネタバレ注意です!!!)
アキレスと亀が競争をしました。
後からスタートしたアキレスが亀の居た地点まで進むと亀はすでにもう少し前に進んでいる。
そのもう少し進んだ亀の地点までアキレスが進むと亀はさらにもう少し前に進んでいる。
だから永遠にアキレスは亀に追いつけないというアレ。
アレってパラドックスでも何でもなくて実際にアキレスが亀に追いつく時点未満のところで時間を無限に細かく刻んで止めているから追いつけないだけなんです。
”無限に時間を細かく刻んでゆっくりにしている”=”時間がほぼ止まっている”のだから追いつくワケがないって当たり前の話でパラドックスでも何でもないんですよ。
それを「亀がいた地点までアキレスが”進んだとき”」と表現して、限りなく停止に近い時間をあたかも普通に”進んでいる”かの錯覚を起こさせて騙しているだけ。
ほぼ言葉のトリックなんです!!!
コレ…先生が数学の問題としてアキレスと亀の時速を設定して「何度アキレスが亀のいた地点に進めば追いつけるのか?」と子供たちに問うた後に実際に追いつくのがいつかを解かせて不可能という思い込みがいかにバカげているかを数学に絡めて導けばまだ面白かったのかなと思いました。
そんな嫌な下りも我慢して見続けたのですがボーリング場のゴハンがアレな辺りで本格的にしんどいなぁと思い始め…気付いたらテレビを消していました。
多分私が若くて元気いっぱいなら楽しめたのかもしれません。
疲れているのかなぁ。