彼の発言について彼を叩いている人も無意識に気付いているであろうことは
「彼は別にホームレスを傷つけたいと本気で思っているワケではない」であろうこと。
だが、彼のような人間を追いかけている若者(口の達者な金持ちに影響されやすいタイプ)の中の誰かが彼の発言の影響で物理的にホームレスや生活保護受給者を攻撃するような事件を将来起こす可能性は否めない。(もし彼が少しもバッシングされなかったらそうなっていた可能性が高いと思う。)
彼も謝罪するのであれば自分が許してもらうことを目的とするのではなく社会への悪影響を防ぐための謝罪ができたら良かったと思う。
そもそも彼の発言の根本は
「自分と関わりの深い命(飼い猫)と自分と関わりの無い命(ホームレス)に対する反応」であった。
彼だけでなく全ての人間は自分と関係の深い命と全く関係の無い命を同等には扱えないようにできている。
そのワザワザ論ずるまでもないごく当たり前の命に対する個々の自然な認識をホームレスという社会状況と混同して論じてしまったのが間違いだった。
「自分と関係のある命に対する反応」「社会の命に対する制度」これらにさらに「猫好きアピール」が歪んだ形で介入しトンデモない化学反応を引き起こし大炎上してしまったのだろう。
ただ個人的に彼の発言に影響されて変な行動を起こす若者を生み出さない為に社会が彼を一時的にバッシングするのは健全なことかなとは思う。
(ただしこのバッシングが9月になっても続いていたら不健全だとも思う。)
あとついでに言うと障害者に酷い暴力を振るった小山田氏がバッシングされるのは絶対的に必要なことだと思う。
だってあれが何のお咎めもなしに社会が「昔のことだからドンマイ」「そういう時代だったからOK」って”今”許してしまったら彼と同じことをやる大馬鹿野郎が必ず現れるから。
小山田氏がバックドロップ(これ、どれくらいの高さからどこに落としたかにもよりますが場合によっては殺人未遂ですよね?)をした相手だけでなく小山田氏の真似をする大馬鹿野郎の犠牲になるであろう人々にまで思いが至るならどんな強烈な苦言も受け止められるだろうし、今後自身の行為から派生する社会への悪影響を最小限にするための活動をしていけばちゃんと許されて彼の音楽も改めて評価されるのではないでしょうか。
(自己中の人が自己中の性格のままどんなに土下座しても許したいとは思わないけど自己中の人が自己中を卒業した姿を見かけたら謝罪なんかなくても凄く嬉しいし許せますもんね。)
逆にそこに思いが至らないなら彼自身が救いがない悲しい結末になってしまうので絶対にそうならないことを祈ります。
あと話は変わりますが最近「タバコはコカインよりも害があるのを御存知でしょうか?」…とタバコをディスっていると見せかけて違法薬物のステマになっている(ように見える)YouTubeのCMが気になります。
あれを小中学生が見て、親が普通にタバコ吸って普通に社会生活を営んでいたら「俺は将来タバコより害の少ないコカインで我慢するか」ってなりますよね?誰か止めないんですかね?