バウンディが大好きで、『チェンソーマン』一話目エンディングにとても感動して継続してアニメを見ていたのですが中盤ちょっと詰まらないなぁとか思いながらも終盤になるにつれ世界観が見えて来てとても面白かったです。

 途中眼帯の先輩とか天使が出てきたあたりで「ん?」となったのですがナルホド眼帯は悪魔との取引の伏線なんだ…とか。

 天使も違和感しかなかったけどコレ実は悪魔vs天使の闘いに人間が巻き込まれている、より大きなデビルマン的世界観につながる伏線なんだ…とか。

 そうなるまでは基本的に妖怪ウォッチな世界観でパワーはジバニャンの役割なんだ…とか。

 人間界に負のエネルギーを生むのが悪魔の仕事でその仕事量の大きさで地位が決まるとしたら、世界で一番怖い映画『悪魔のいけにえ』のチェンソーは悪魔軍団にとっては確かに重要なポストにあるな…とか。

 近年の小学生でも知ってる歴史の教科書やテレビの表層的なニュースや社会問題をファンタジーに置き換えて「ねぇねぇ社会問題だよ?ボクちゃん大人でしょ?深いでしょ?」みたいな気持ち悪いアニメやSFとは一線を画すしっかりとした知識と技術とアイデアに裏打ちされた作品だなぁと感服しました。

 

 あと紅白で初めてバウンディの『怪獣の花唄』を聴いて、あ…コレは「怪獣のバラード」のことを歌ってるなぁと思いました。

 歌詞の中に「君の歌」と「怪獣の歌」とあるのですが、もし君の身体が大きいから、とか声が大きいから、とかガナってるから君を「怪獣」と例えたりするのはとっても無粋なことだと思うのです。

 なのできっとバウンディの年上の彼女が、学生時代の合唱コンクールの思い出の怪獣のバラードを鼻歌に歌っていて、バウンディが不思議な歌詞のイイ歌だなぁと覚えていて、その彼女にフラれた後でそれを検索したらYouTubeに合唱の動画が上がっていて「繊細な歌だと思っていたら大騒ぎじゃん!」と思ったときのことを歌にしたのかな?と想像しながら紅白を見てました。

 今年の紅白で音響含めて唯一良かったと思えたのがバウンディでした。

 楽しみにしていたキングヌーは音響変にいじられて可哀想でした。(とくにドラム…ほぼ消されていた?タムはおろかクラッシュが聞こえないって…機材トラブルか、音響が素人だったのか、嫌がらせか…まさかそれは無いか?だったら酷すぎるなぁ。)

 でも若いうちにこういう敗北を経験するとイイ強みになるんだよね。