日本に古くから伝わる人外の物の怪たち…。

鬼滅の刃や呪術廻戦などのヒットにより、

都市伝説や伝承の類がにわかに注目を集め始めています。

 

鬼滅の刃に登場する「無限城」に似た温泉宿が話題になったり、

福岡県の神社が聖地と呼ばれていたり…。

それはそれで良いんですが、

そもそも鬼や妖そのものの聖地巡礼もしませんか?

 

というわけで今回は唐突ですが、日本にいるからこそ見ておきたい、

ウソかホントかわからない「妖怪のミイラ」についてご紹介します!

 

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●十宝山大乗院の鬼のミイラ(大分県宇佐市)

座高1.4m、立てば2mを超える巨大な鬼のミイラ。

膝を曲げて座った姿勢になっており、

口元には不気味な薄笑いを浮かべています…。

 

手足の指は3本、顔の長さは約30cm、

5cmほどの小さい角を2本生やしたその姿はまさに鬼!

過去にX線を用いた検証が行われた際には、

豚の蹄・馬の歯・土や粘土を使った形跡があり、

人工物である可能性が高いと判断されたそうです。

 

しかし最も特徴的な“巨大な足の骨”は、

該当する生物がいないという結論が出され、今も真偽は不明とのこと…。

 

●松浦一酒造株式会社の河童のミイラ(佐賀県伊万里市)

体調約70cm、頭蓋骨が皿のようにくぼみ、

背中から飛び出た背骨はまるで甲羅のよう…。

そんな河童のミイラは佐賀県の観光地に展示されています。

 

なんでも昭和28年に母屋を工事中、大工さんが梁の上から黒い箱を見つけ、

開けてみるとそこにミイラがあった…とのこと。

以来この河童は「水神」として酒造の守り神となったそうです。

一時期よくTVでも見かけましたね!

無料で酒造の見学もできるため、デートにもオススメです!

 

●西光寺の人魚のミイラ(和歌山県高野町)

全長約60cm、下半身には胸ビレやウロコも確認でき、

伝説に聞く人魚の姿そのもの!ただ、歯はむき出し、頭は坊主のため、

不気味な雰囲気を醸し出しています…。

 

千数百年前に滋賀県の蒲生川で捕らわれて以降、

不老長寿や無病息災を願う人々の信仰の対象となっていたとのこと。

平安時代末期の悲しい逸話「石童丸物語」ゆかりの品だそうで、

その登場人物である千里ノ前が日ごろから崇拝していたミイラだそうです。

 

●西生寺の雷獣のミイラ(新潟県長岡市)

落雷と共に地上に落ち、人に害をなすと言われる伝説の生き物「雷獣」。

展示されているのは新潟県の“ミイラ寺”として有名な西生寺です。

 

まるで猫のような姿ですが、特徴的な鋭い牙は健在。

結構大きいそうなので、直接見ると印象が変わるかもしれませんね!

雷獣以外にも即身仏やガイヤウルフのはく製など、貴重な品々が展示されています!

 

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4つの妖怪のミイラ?をご紹介しましたが、皆様はどれが見たいですか?

私としてはスケールの大きい鬼のミイラをぜひ見てみたいですね!

近い将来、こうしたスポットが漫画の聖地になる可能性大(?)ですので、

今から覚えておけば流行を先取りできるかもしれませんよ!(≧▽≦)