ビートたけし ボランティアに私見「ちょっと間が空くと一番大事な時に人が来ない」

東スポWEB 2024年8月11日 14時4分


タレントのビートたけしが11日放送の「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日系)に出演した。

番組では能登半島地震支援について取り上げた。岸田文雄首相は7月1日に七尾市の和倉温泉を視察し、能登地域を対象とした補助率7割の手厚い復興応援割を実施する意向を示した。しかし復旧状況に地域格差があり奥能登は復旧応援割を使える段階ではないという。

社会企業家の石山アンジュ氏は「まだ観光どころじゃないと思います。奥能登の方々の生活を再建することの方が支援として重要なんじゃないかと思います」と述べた。

たけしは「復興を手助けする人たちが泊まって作業できることがまず最初じゃない? それが終わらないかぎり7割負担しようがどうでもいい。その前にそのお金を全部つぎ込んで、復興支援しやすい状況を早く作らないと無理なのに、なんでそれができた後のことみたいにやるのかなぁ」と疑問を呈した。

番組の最後に「震災とかあるとメディアが取り扱って、ボランティアもこれ見よがしに来るけど。ちょっと間が空くと熱が冷めたみたいに一番大事な時に人が来ない」と指摘。「政策もそうだよね。一番みんなが注目している時に、一番都合のいい政策をあげるけど、一番地道なことは言わない。必要とされる時期に必要とされることをしてあげる体制を各自が考えないとボランティアにはなっていかないと思います」と総括した。