「鈴木奈々」が創価学会“愛”を堂々告白していた 「池田先生の励ましの言葉に勇気が湧いた」 聖教新聞1面 公式動画に登場

8/29(木) 11:11


創価学会の信仰厚い芸能人が、その教義を宣伝し、「広告塔」的役割を果たしてきたことはよく知られたところ。その役割を担ってきた芸術部員として、山本リンダ、岸本加世子、久本雅美などの名前が有名だが、そこに新たな1人として名を連ねるのか。タレントの鈴木奈々がこの8月、長きに亘る信仰をカミングアウト。教義の広報にも積極的に携わっている。

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 鈴木奈々はモデル出身の36歳。雑誌『Popteen』でデビューし、人気となった後、バラエティに進出。「おバカキャラ」でブレイクし、一時は「バラエティの女王」の異名を取るほどの人気タレントとなった。2014年には一般男性と結婚したが、2021年に離婚している。

 事務所のHPによれば、

<現在も年間300本以上のテレビ番組に出演し続けている。何事にも全力で挑む姿勢、新人タレントさながらの元気さと謙虚さが幅広い世代に支持されて近年TVCMの出演も急増している。好感度の高い国民的タレントとしての活躍が期待されている>

 元モデルということもあり、Instagramではランジェリーショットを度々披露。事務所が言うほどの売れっ子かどうかはともかく、しぶとく生き残っているタレントの1人と言って良いだろう。一方で、週刊誌などがアンケートする「嫌いな女性ランキング」の上位常連でもある。

勤行・唱題に毎日挑戦!

 そんな彼女の名が突如、聖教新聞の1面に躍ったのは、この8月6日のことだった。

<私の未来部時代>という連載の第4回に顔写真入りで登場した「芸術部 鈴木奈々さん」はこう語っている。

<「祈りは絶対にかなう!」小さな頃から母に言われてきた言葉です。その言葉を信じて、小学生の時から「雑誌のモデルになる」と祈っていました。“ギャル中学生”になってからも、勤行・唱題に毎日挑戦! 創価家族の温かな雰囲気が大好きで、座談会や未来部の会合にも参加してきました>

 未来部とは、創価学会会員の中でも18歳以下の小、中、高校生で構成される組織だ。これを読むと、鈴木は親の代からの信者の「宗教二世」のようである。

<信心にグッと力が入るようになった転機は、高校3年生の冬です。憧れのトップモデルの握手会に参加する機会がありました。自分に握手の番が回ってくると、その方から「モデルにならない?」と、いきなり言われたんです。(中略)“うわ! 祈りってガチかなうじゃん”。心の底からそう思いました>

「ナイツ」塙伸之に続いて…

 この連載は、7月から8月末までの創価学会「未来部月間」に合わせて始まっている。第一回に登場したのは創価大学卒の「ナイツ」塙宣之。芸術部の副書記長も務める幹部だ。2回目はイギリスの創価学会の女子部長、3回目はアメリカの創価大学学長と“大物”が続き、4回目が鈴木となる。このラインアップに入るということは、創価学会にとっても、鈴木には広告塔的役割を期待しているのかもしれない。

 さる創価学会ウォッチャーは言う。

「彼女はカミングアウトこそしていませんでしたが、以前から学会信者ではないかと囁かれてきました。昨年の元旦には、聖教新聞に登場。大相撲の高安関と新春対談をしています。4年前には学会青年部製作の冊子『Run it! 2』の巻頭インタビューに出て、“もがき続けた先に自分らしさが輝く”とメッセージを送っています」

 さらに、彼女のブログを遡ると、10年前、悩んだ時に勇気づけられた言葉として、ある詩を紹介しているが、調べるとそれは「池田大作名言100選」に載っている名誉会長作のものであった。

「加えてここ数年、彼女のインスタなどを見ていると、加藤茶の奥さんでタレントの綾菜さんとテレビ番組に出たとか、ご飯を食べた、遊んだなどの記載がよく出てきます。綾菜さんは同じ芸能事務所の所属ではあるものの、一方で、夫婦で学会員であることをカミングアウトしていますから……」

 学会と結びつく“足跡”が多数残されていたというわけだ。

「加藤茶」妻と対談

 ウォッチャーが続ける。

「鈴木さんは8月の聖教新聞が出る前の今春には、学会メンバーの前では既に芸術部員として活動していたそうです。創価学会では会員向けに、信仰体験や教義を宣伝する番組を作成し、各地の会館などでの集会や座談会の際に提供しています。彼女はこの動画に綾菜さんとの対談で出演。<奈々と綾菜のセキララ☆ズッ友トーク>との題で、『どんな時も変わらず貫いてきた信仰の体験を朗らかに語っている』という触れ込みのものです」

事務所の回答は…

 鈴木は長い信仰歴を持つようだが、なぜ今頃になってカミングアウトしたのか。今後はどのような活動をしていくのか。芸術部の“先輩”の久本や柴田理恵は、公明党の選挙応援に駆け付けるほどの熱の入れようであるが……。

 鈴木の所属事務所であるTWIN PLANET ENTERTAINMENTに聞いたが、回答はなし。創価学会はこう答えた。

「個人の信仰に関わることについては、お答えしません」(創価学会広報室)

「芸術部を支えてきた山本さん、岸本さん、久本さんらは既に還暦を超えている。信者の高齢化が課題で、若い世代の会員獲得が急務とされている創価学会では、より下の世代に親しみのある“広告塔”が求められています。その点、まだ30代で、明るく、元気なイメージの強い彼女は適任でしょう。今後、芸術部で重宝される存在になっていくのではないでしょうか」(前出・ウォッチャー)

デイリー新潮編集部