30歳の元AKBセンター「5000万円の借金を完済しました」でもあと2000万…壮絶人生明かす

スポーツ報知 2024年03月08日 16時20分


元AKB48で焼き肉店を経営している内田眞由美(30)が、7日深夜放送のTBS系「ピンチの神様」に出演。借金7000万円から大復活したエピソードを披露した。

 内田は2007年にAKB48に5期生として加入。10年に行われた「シングル選抜じゃんけん大会」で見事優勝し、シングル「チャンスの順番」でセンターに輝いた。15年の卒業後は経営者に転身し、焼き肉店「焼肉IWA」をオープン。19年に放送されたTBS系「爆報!THE フライデー」(金曜・後7時)では開業当初について明かし、20歳の時に銀行から5000万円を借りてオープンさせたことを明かしている。

 この日の番組ではその後の内田の経営に迫った。5000万円を借金して開店したが、新型コロナウイルスの流行でピンチが訪れる。「ヤバかったです。1日1組(お客さんが)来たら『ありがとうございます』で。0組の日もありました」。月の売り上げは「8割減」になり、アルバイトで働く元アイドルたちを雇うこともできなくなり、母の裕美さんと2人で切り盛りすることに。「今までの借金も残ってたんですけど、国の公庫から2000万円借りました」と明かした。

 店を立て直すため追加で借金し、合計で7000万円に。しかし外出自粛で客足は全く戻らず、追加の借金2000万円は月100万円のローンや月50万円の家賃で消えていった。資金が尽きかけた時に、内田はついに決断を下す。「これ以上続けていても、負債が大きくなるだけだなと思って。だったら辞めたほうがいいよねって話を、母と相談して、閉店を決めました」。

 店を買ってくれる人を探すため、不動産屋に相談。2週間後に購入希望者が現れた。いかにもお金を持っていそうな富裕層のアジア系の外国人夫婦で、「見た目も柄シャツに、ダイヤギラギラみたいな。THE富裕層みたいな感じで。『売上は?何時からやってるの?どのくらいお客さん入るの?って』、なかなか横柄な感じというか。態度大きい感じでしたね」と、いい印象は持たなかった。

 母の裕美さんは当時を回顧し「店作るのも、やってきても大変だったけど。それをすごい頑張ってきたものが、この人たちにっていうのができなくて」。内田は「『お世話になりました、閉店します』っていう連絡を色々した後なんだけど、やっぱり悔しいから、もう一回やりたいとなって。(母と)2人とも意見が一致して、もう一回やることになりました」と、閉店撤回を決意した。

 再出発した「YAKINIKU−IWA」は、新大久保という土地柄を生かして外国人客向けに舵を切った。店前の看板やメニューを英語表記にし、食べ方を分からない外国人のためにイラストもつけた。その結果、ランキングサイトで新大久保エリアの人気焼肉店1位を獲得。内田は「5000万円の借金を、昨年末に無事に完済しました」と、10年かかって返済したことを報告。「5000万円は返したんですけど、まだ2000万円があるので、それを返せるようにこれからも営業を頑張りたいと思います」と意気込んだ。