木梨憲武の「不動産9億円」を次々と売った妻・安田成美の“凄腕ぶり”

「週刊文春」編集部

2/6(火) 20:00

『とんねるずのみなさんのおかげでした』が終了して以降、テレビ出演が遠のいていた木梨。その起用の経緯をカンテレ関係者が明かす。

「若いプロデューサーが『木梨さんでやってみたい』とダメ元でオファーしたそうです。福田靖さんの脚本を気に入った木梨さんサイドからOKが出た」

 出演には、鶴の一声もあった。

「(妻で女優の)安田成美さんから、『やりなさいよ』と助言があったそう。『引き受けたお陰で大変だよ』とバラエティー番組とは違う体調管理の難しさを楽しげに教えてくれました。テレビで安田好きを公言していますが、あれは本心。『俺さあ、本当に奥さんのこと大好きなんだよね』と、ことあるごとにのろけています(笑)」(木梨の知人)

19年にリリースした楽曲では、歌詞に日頃の感謝を綴る

 木梨はこの数年、絵や音楽などを制作するアーティスト活動に力を入れてきた。

「個展のレイアウトも助言を頼んでいるようで、『なるさんがプロデューサー』と内助の功であると語っています」(前出・記者)

 安田は木梨の個人会社「キナシコッカ」で代表取締役、「マザーカンパニー」では取締役を務めている。さらに昨年、木梨のアーティスト活動を支える「一般財団法人木梨憲武財団」でも代表理事となった。

 そんな彼女への感謝を木梨は、19年に「I LOVE YOUだもんで。」(作曲/HIRO・UTA)の歌詞として発表している。

〈税金 銀行 契約事 寝たふりしてて 子育ても 親の墓も 任せてばかり(略)成美さん(LOVE)毎日ありがとう Myエンジェル これからもご指示ください〉

不動産資産はおよそ20億円…木梨家のお財布事情

 2人は1994年に結婚し、いずれも成人した2男1女がいる。では、木梨が子育て以外に、安田に任せていた契約事とは何か。

「安田は『財テク好き』と報じられることがあるなど、木梨の活動を財政面でも支えているんです」(同前)

 木梨家のお財布事情を見てみると、近年、不動産が目まぐるしく動いていることがわかる。

 13年に購入したハワイ・ホノルルのマンションの1室を15年に売却、07年に購入した伊東のマンションを18年に売却、14年に購入した「マザーカンパニー」所有の港区の土地及びビルを20年に売却、21年に購入した「キナシコッカ」所有の渋谷区の土地を23年に売却しているのだ。

「物件の売却額をあわせると、評価額は最低でも9億円ほどになるでしょう。特に都心の物件はここ数年で、不動産価格が高騰した地区です」(不動産関係者)

 一方、現在も保有し続けている国内外の不動産は、優良物件ばかり。

「都内の自宅やハワイや葉山のコンドミニアムなど、なかなか市場に出回らないものばかり。不動産資産だけみても、20億円にはなると思います」(同前)

木梨と安田に取材依頼をすると、回答が

 22年のインタビューで、安田は木梨家の不動産事情についてこう語っている。

「自然に囲まれて過ごすのが好きなので、緑のある場所へセカンドハウスを造ろうと考えているんです。憲武さんは木工がやりたい、長男は川で釣りがしたい……と家族それぞれこだわりがあるので」(宝島社HP)

 安田が木梨家の不動産管理を一手に担っている姿がうかがえる。

 木梨と安田に取材依頼をしたところ、次のような回答があった。

「ドラマはおかげさまで好評をいただいております。本人は無我夢中で演技に取り組んでいます。視聴者の皆様に楽しんでいただけるよう、キャスト・スタッフ一同頑張っておりますので、今後のドラマの展開を楽しみにしていただければ幸いです。

 ご質問いただきましたなかで不動産については、プライベートなことなので従来より公表しておりません。ご理解を賜りますよう、よろしくお願いいたします」

 土地も木梨も転がす“凄腕プロデューサー”から目が離せない。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2024年2月1日号)