『踊る大捜査線』続編報道... 「おじ」役でブレイクした織田裕二と柳葉敏郎がOKを出 した心境の変化

FRIDAYデジタルによるストーリー・5日

しいお肉

'12年9月に公開された映画 踊る大捜査線

映画『踊る大走査線』 第5作目となる続 編の撮影が24年2月にクランクインする という報道が相次いでいる。

ドラマシリーズ (フジテレビ系)の映画版 である。舞台はフジテレビのお膝元、東 京・お台場にある架空の警察署。事件が 起きて、主人公の警察官が犯人を逮捕す るまでを描くという定番の刑事ドラマ だ。

「本庁と所轄署の駆け引きや署内の権力 争い、エリート警察官僚と所轄刑事の対 立などを描いた、それまでの刑事ドラマ とは一線を画したドラマでした。織田裕 二 (56) が演じる元敏腕営業マンが脱サ ラして警察官となった『青島俊作刑事』 と、柳葉敏郎(62) が演じる警察庁長官 官房審議官『室井慎次』 の対立と駆け引 きが売りの一つでした。

異色の刑事ドラマは初回こそ視聴率は低 かった。その後、右肩上がりで視聴率は 上がり続け、放送終了後にはスペシャル 版と番外編が制作されました。さらに映 画化されることになったのです」(テレビ 誌記者)

映画は'98年に公開された 『踊る大捜査線 THE MOVIE』以降4本が制作され、'03年 『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 L インボーブリッジを封鎖せよ!』 は、日 本の実写映画としては歴代最高の173.5億 円を叩き出し、記録はいまだに破られて いない。

続編が2月にクランクインとなれば、来 年中には公開されるはず。『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』

それにしても、多くのファンが望んでい たにもかかわらず、なぜ続編が作られな かったのか。

「織田さんの代表作はと聞かれれば誰で も『踊る大捜査線』を挙げます。それだ け“青島刑事”のイメージが強い。織田さ んはイメージが定着するのを危惧してい たと聞きます。制作サイドが続編制作を 打診してもOKが出なかったのはそのせい じゃないでしょうか」 (映画配給会社社 員)

また、織田は出演する作品の制作過程 で“こだわり”が強いことでもよく知られ ていた。

「当時は尖っていましたね。仕事熱心と いうことでしょうが、演出や台本で納得 のいかないことがあると、撮影が中断す ることがありました。スタッフとぶつか ることもあり、『織田さんとは仕事をした


その織田も50歳を過ぎてだいぶ丸くなっ たという。


最近はだいぶ丸くなって、スタッフと接 するときも笑顔ですし、ぶつかったなん て話は聞こえてこないですね。新しい役 にも挑戦しています。23年は、おじさん 執行官を演じた 『シッコウ!! ~犬と私と執行官〜』(フジテレビ系)で評価が上が りました。もう青島のイメージは払拭さ れたと言っていいでしょう」 (キー局ドラ マ制作プロデューサー)

一方、敵役だった柳葉といえば、織田と 不仲説が出ていたこともあり、そのため に続編を拒んでいるのではないかという 噂が出たりもしたが、フジテレビの関係 者によれば、

「お互い性格が違う二人ですから、そん なに親密になったということはありませ

んが、かといって仲が悪いということは ありません。織田さんがギバちゃんの演 技にダメ出ししたとか、ギバちゃんが何 かのイベントの時に織田さんのことを聞 かれ、“嫌いだから”と冗談で言ったこと

が広まったみたいです」 だそうで、「不仲」 は真っ赤なウソ。た だ、柳葉が室井役をやりたがらないとい う噂はあながち間違ってはいなかったよ

うだ。

「'11年に『嵐にしやがれ』 (日本テレビ 系)にゲスト出演した際、メンバーが噂 を柳葉にぶつけたところ、柳葉は体で表 現をして芝居をするのが好きだったの に、眉間に皺を寄せて微動だにしない室井役が大嫌いだったと告白。撮影中にプ ロデューサーに 『俺には無理だから(室井を) 殉職させてくれ』 と頼んだという エピソードを語っていました」(前出・テ レビ誌記者)