21歳巡査が同僚のキャッシュカード盗み50万円引き出しか 大阪府警が書類送検へ

2023/12/18 22:41

大阪府警本部=大阪市中央区

同僚のキャッシュカードを盗んで現金50万円を引き出したとして、大阪府警が今週中にも窃盗容疑で府警吹田署に勤務する男性巡査(21)を書類送検する方針を固めたことが18日、わかった。巡査は「30万円ぐらい自分の洋服代や遊ぶ金に使った。自分のことは疑われないと思っていた」と説明しているといい、府警が詳しい経緯を捜査している。

府警によると、巡査は11月1日午後9時ごろ、堺市堺区のボウリング施設で、府内の警察署に勤務する20代の男性巡査の財布からキャッシュカードを盗み、近くの現金自動預払機(ATM)から50万円を引き出した疑いが持たれている。

被害者の巡査とは警察学校時代の同期で、当時他の同期も含めた3人でボウリングをしていた。巡査は隙をみてテーブルの上に置かれた財布からカードを盗んだとみられ、「暗証番号は知っていた」と話しているという。

被害を受けた同期が11月中旬、口座の残高が減っていることに気づき、上司に相談。防犯カメラの捜査で巡査が浮上したという。

府警監察室の熱田好司室長は「警察官としてあるまじき行為であり、今後の捜査結果を踏まえて、厳正に対処します」とコメントを出した。