郵便物を配達せず自販機の下に隠す…解雇の局員「仕事ができないと思われるのが嫌だった」

1/21(土) 11:16


郵便局 【読売新聞社】

 日本郵便信越支社は20日、長野県上田市下之郷の東塩田郵便局に勤務していた20歳代の非正規の男性社員が郵便物などを配達せず自宅などに隠匿したとして、今月18日付で懲戒解雇にしたと発表した。郵便法違反の疑いで上田署に刑事告訴することも検討しているという。

 発表によると、この男性は昨年8月26日〜12月上旬頃に、郵便物195通と荷物634個を配達せず、自宅や自家用車内、配達エリアの飲料自販機の下に隠匿した。男性は事実関係を認めており、「配達が面倒だった」「郵便局に持ち帰って『仕事ができない社員だ』と思われるのが嫌だった」と話しているという。

 同支社は差出人や受取人におわびした上で、配達や料金返却などの対応をとる。昨年12月27日に住民から「自販機の下に郵便物らしきものがある」との通報があり発覚した。