ウィルスが検出されましたに注意
2019年■月■日 19時49分 写真:■■■■■■

最近、スマホのウェブ閲覧中に強制的に新規ページに表示、セキュリティに問題ありと警告するネット詐欺が増えている。「修正する」といったボタンをタップするとアプリストアが開き、課金が発生するというものだ。

今回は、直近1か月間で収集できた画面を10個紹介する。似たようなパターンが表示されたら、すべてネット詐欺だと考え、タブを閉じるなり、ブラウザアプリを終了させるなりして、無視すればいい。


セキュリティ詐欺の手口あれこれ

流行中のセキュリティ詐欺の切り口は大きく分けて3つ。スマホがウィルスに感染している、ハッカーがスマホを監視している、動画視聴が禁止されている、というものだ。

ウィルスの典型的なパターンは複数のウィルスに感染していると脅してくるもの。スマホにHPゲージがあるかのような表現で笑ってしまう。SIMカードや連作先、写真、データ、アプリ

iOSの設定アイコンを表示し、「システム通知」と書いて「OK」をタップさせようとするあこぎな手段を取るケースもある。英語のパターンもあるのだが、こちらは逆に日本では被害が抑えられそうだ。

「バッテリーにウイルスが感染した」と脅してくるケース。どうやって、電池に感染するのかと問い詰めたいが、実は引っかかる人が一定数いるのだ。スマホを使っているとバッテリーが劣化して、連続動作時間が短くなるものだが、これをウイルス感染と言われてしまうと、そうなのかと思ってしまうそうだ。バッテリーにウイルスが感染したと書いてあるページが開いたら、そっと閉じよう。

◆狙いは当然デジタルリテラシーが低い人

「あなたのスマホが侵害されていますとか」「ハッカーがあなたを追跡しています」と表示されるパターンもある。ここでも正確な用語として「クラッカー」を使わず、デジタルリテラシーの低い人が勘違いしている「ハッカー」という単語を使っているのが憎らしい。

 詐欺ページによっては、ボタンを押すまでのタイムリミットをカウントダウンすることもある。時間が過ぎてもどうということはないのだが、2分経過するとハッカーがあなたの身元を明らかにし、閲覧履歴と保存している写真を連絡先すべてにばらまくと脅してくる。くれぐれもパニックを起こさないようにしていただきたい。