昨日の午前中、改めて面接日の日程調整の為に担当者の方に電話を掛けた。


私の方は、今週休みが28(水)、30(金)だったので、可能ならそのどちらかの日に面接をしていただきたい旨を最初に伝えてみた。

担当のN村さんは30(金)は予定が入っていて無理との事で、もう少し候補日をあげて欲しいと言われたので、

29(木)は、お昼からアルバイトが入っているので、この日の場合は午前の早い時間帯にお願いしたい事、その場合は11時にはそちらを出発させていただきたい事を伝えた。

更に、どうしても10月に入ってしまうと、

元々決まっていた予定で、◯日~□日に県外に滞在する予定がある為、なるべくならお伝えした9月の日程のどこかに面接をしていただけたら助かります!

と伝えた。


N村さんからは、面接はN村さん以外の方も同席するので、その方のスケジュールも確認してからまた連絡するとの返しがあった。


しばらくしてから再び電話が鳴った。

N村さんからだ。

面接日は、9月28日(水)午前9時からに決定した。


実は、昨日(27日の火曜日)アルバイトが終わってから、病院までの道のりと駐車場の確認をするために車で下見に行った。

祖父が入院していた頃に病院に様子を見に行っていたが、それも10年以上前の事で、今は建物もその横に新たに建てられ、病院への入り口も変わっているようだった。

以前病院だった建物は、この病院系列の他の施設として現在は利用されているようだ。

その隣の敷地に、新たなリハビリテーション病院やこども支援センター、支援学校などが併設されているようだった。


そして、面接日の今日(28日水曜日)の朝。

少し早めに着くように出発し、駐車場でしばらく待機していた。

その間、周囲の様子をなんとなく眺めていたら、

朝から車椅子の患者さんが病院に入っていく様子や、支援学校に入っていく人達の様子が目に映った。


10分前になったので車から降りて、正面入口から入って総合受付の事務員さんにお願いして、電話でN村さんを呼んでもらった。

しばらく待っていて現れたのは、男性の職員さんだった。


「私はM田です。では参りましょう。」

M田さんに案内されて、エレベーターで最上階の部屋に向かった。

エレベーターの扉が開くとそこがもう1つの小さな部屋になっていた。 

眺めのいい部屋だった。そこに2人の女性職員さんがおられて、それぞれ、 N村さん、N田さんと名乗られた。ポロシャツ風のユニフォームを着ておられるほうが電話で打ち合わせをしていたN村さんで、オフィスレディ的な服装をしておられるほうがN田さんかぁ。


ここで、余談だけれど、

実はN田さんは、N村さんの上司にあたる方で、

当初N村さんは面接は10月に入ってからでもいいと考えていた様子があったらしい。

しかしN田さんは早めに連絡を取ってあげたほうがいいと発破をかけてくれたようなのだ。(母の友人からの情報)


実際に、面接を終えてみて、面接の場にN田さんがいてくれて良かったなぁと感じる場面があった。


私から聞きたいことはないかと尋ねられた際の事だ。

契約の更新について尋ねてみた。

いくつか掲載されていた事務職の募集の、それぞれ契約についての欄を見てみると、1つの募集以外は、「条件付きで更新、契約から3年の範囲内で更新」という記載があったが、私自身はなるべく長く働きたいと思っている。

この記載の意味するところは3年経ったらもう働くことが出来なくなるという意味なのか、そこが不安というか、わからないので教えてもらいたいと思ったという事を伝えてみた。

その際に、まず最初に男性職員のM田さんは、正社員の募集ではないので、そこら辺は何とも言えなくて…う~ん…。という回答で、次に話されたのがN村さんで、まず、1つの募集は育児休業に入っている方の代替の為の募集なので、その方が復帰するタイミングで更新はできなくなる。と回答され、続けて、今回配属を検討している事務職の募集の方は、契約から3年の範囲内で更新の方なので…、そうですね…、3年で更新は終わりって事になります。という回答だった。


N村さんの回答を聞いて、私の中で、これって…今回の応募を辞退しなければならないパータンなのかな??と頭の中をよぎった。


しかし、そこでN田さんが助け舟の発言をしてくれた。

「(他の面接官2人の顔を見ながら)う~ん、どうなんでしょうね?(そして、私の方を見て、)私の今まで見てきた中では、自己都合で辞められる以外の理由でこちらから辞めていただくのをお願いしたことはほぼないですねぇ。今回の募集で我々は採用しようとしている人を3年以内に辞めて欲しいと思って募集している訳ではないです。(正社員の募集ではないので)ハッキリと断定的に言うことはできないんですけれど、よっぽどの事がない限りはそのような事はないかなぁと…まぁ、お約束はできないんですけれどね。

ただ、人員削減などの必要性が出てくるほどの(経営状況の)大きな変化があった際には話しは変わってきますけれど、基本的には1年毎の更新になります。法律の絡みもあって、そのように記載するしかない部分もあって…」


面接から帰った後で母と会話していてわかったことだけれど、

国からのお達しで?今回受けたリハビリテーション病院が、他のリストアップされた病院と同様に、幾つかの病院と統合を検討されていたのだが、最近になってそのリストから外されたという事実があった事を知った。

N田さんの話された事を改めて振り返ってみて、

例えばそのような経営状況に大きな変化があった際には話しが変わってくるよ…という事なのだろうなぁと、N田さんが説明してくれたニュアンスだと1年毎に更新していけるって事なんだろう。

母の友人もそういう契約で、今回歳をとったからもう辞めたいと、自ら退職を申し出たパターンに該当する。


契約の話は、病院の側としても話しにくい話題なのかもしれない。きっと、色々な絡みがあって、賃金職員と記載して掲載されるものや臨時職員と記載して掲載したりと分けているのだろう。


N田さんの話をもし聞けていなかったら、私は面接の途中で辞退を申し出たと思う。

何となくだけど、N田さんは積極的に私を雇いたいと考えてくれているような感じがした。

(母の友人経由で知った事だけれど、N田さんは、事実上、事務方を統括している方らしくて、行動力があってデキる人って感じらしい。実際にお会いしてみて、私もそのように感じた。)


実際に、今回の面接でも、私への質問は主にM田さんと、N田さんが中心に聞いてこられて、特にN田さんの方は、私の人間性を探るような質問の投げ掛けが多く、私の回答や反応を見て、どこに配属するのが一番マッチするのか考えている様子がうかがえた。


M田さんの口からも、病院の事務と言っても多岐にわたっていて、ざっくり分けるなら病院側の事務に該当する医事課の方と、経理とか総務とかの経営側の事務とに分けられると。

そして、病院という組織はそこで働く人数も多い場所ですから、正直言って軋轢や、中には変な人もいます!と言われた。実際にそういった人間関係が嫌になって辞められる方もいると。

薄々気づいていたけれど、だから常に事務職が不足しているのか…。割に合わない仕事だとも言われるし。

M田のおじさん、めちゃくちゃ正直に言ってくれる方だなぁと思って、逆に好感が持てた。

N田さんも、契約更新の質問に対して、答えられる範囲で更新していけそうなのかを「雰囲気」で教えてくれたし。

母の友人経由で聞いた話だけれど、N村さんは県からの出向で来ている方で、3年ほど立ったら戻られるか別のところに行かれる立場の方で、病院にずっといる人という訳ではないらしい。

今回の面接でもN村さんからの質問は出なくて、採用担当の窓口の立場として、そこにおられるのだと思った。


面接の中の会話で、とにかく、一般的な企業の事務職のイメージで入ると、まずは混乱すると思うと言われた。

N田さんからは、「常に柔軟な頭を持っていて欲しい」という言い方をされた。

机の前に座っているのも1時間程度で、いつもどこかに駆け回ったりしている、「何でも屋」みたいな場所らしい。また、病院系列の他の事業所も幾つか統括している場でもあるのでそこに用事で行ったり、何かの手続きで外に出たりすることもあるみたいだった。

私としては、その方がかえって良いかも…と思った。

同じ空間で多くの人と長い時間ずっといながら仕事するのが正直苦手だからだ(よく前職で7年も勤まったものだ!)。せめてお昼くらいは1人にさせて欲しい…そう思うタイプの人間性なのだ。ちなみに、今のアルバイトの仕事はずっと他のスタッフさんと一緒にいることはほぼなく、黙々と品だしをしたり、レジ対応したりで、わからないことがあったら初めて社員さんや他のアルバイトさんに聞くくらいの頻度だから、そういった面では働きやすい。


「一般的な、マニュアルに当てはまるような仕事ではない部分も多いが、そこは人の力で教えたりフォロー出来ると思うからそこは安心して欲しい。」

N田さんにはそう声を掛けてもらえた。


面接がもう終わる直前に、N田さんから最後の質問があった。

「最後に。この仕事に求めている事はありますか?病院に対してでもいいです。」という投げ掛けがあった。


その質問をされて、とっさに浮かんだのが、朝見た光景だった。

「そうですね…、今日は面接を受けさせていただく為にここに来て、駐車場でしばらく時間が来るまで待機していたんですが、朝から支援学校に入っていく方や、車椅子で病院に入っていく方々が目に入ってきて、あぁ、このような場所は実際に必要とされているんだなぁ…と改めて実感しました。貴院は、他では受け入れが難しいとされるような患者さんの事も積極的に受け入れをされていて、県の中でも重要な拠点であると思います。これからも、地域に住む人々にとって、必要とされる(役に立てる)場所であることを祈っています。」

普段は要領の悪い私だけれど、とっさに答えられた。私の頭の中ではこうだった。

〈朝の光景〉×〈病院のHPに載っていた院長のごあいさつ〉


(笑)


自分の中ではファインプレーだと思った(笑)

心の中で自分を褒めた。よく乗り切った!


帰りにエレベーターに乗り込む際に、N田さんが

他の2人に対して「私が送っていきますね!」と声を掛けられ、N田さんと一緒にエレベーターを下った。

その間も「今日は緊張した?」等と声を掛けてくれたり、入口近くの廊下に写真が展示されているギャラリー的な空間があって、カナリアの色鉛筆の絵もいつかここに飾らせていただけたら!みたいな事も、話のネタとして言ってくれた。

当初は面接の際には言うつもりがなかった色鉛筆で絵を描いていた時期の事も、前職を辞めてから2年ほど空いているけれど何をしてましたか?と聞かれた際に思いきって話したら、N田さんが興味を示してくれた。


どんな経験も、無駄にはならないって事なのかなぁ…と、ちょっと思った。


それと、結果の連絡は電話でと言われたので、

再度10月頭に県外にしばらく滞在する事を伝えると、M田のおじさんの口から「今日にでも、いや、う~ん…」と言いかけたところで、

N田さんから「今週中には連絡するようにします。その方が安心して行けると思うし😉」と言ってくれた。


「はい!その方が助かります!」と私も思わず(心の中の声を)口にしていた。


やっと面接まで終えることが出来て、ホッとしたのはつかの間で、M田のおじさんが「今日にでも…」と言ったのが頭に残っていたので、念のために午後からも電話がないか待機していた。

待つのはやっぱりしんどい。

生理前なのもあって、毎日微熱が続いているし、電話が掛かってくるかもしれないと思うとお腹が再び下り下り…で、ついに何も出ないのにお腹が痛いという状況になった(汚い話でごめんなさい)。

待っていたけれど、やっぱり疲れていて、夕方少しだけ横になって眠っていた。 

起きてから、もし電話が掛かってきてゴーサインが出たら速やかに店長に退職を伝えられるように、改めて退職願いを書き直した。

アルバイトで退職願いってなかなかないのだろうとは思うのだけれど、労働条件通知書にはそう書かれていたし、これがある方がちゃんと伝える際の力になってくれる。


さて、日付変わって29日(木)の今日!

今日は店長がいるから、午前中に連絡が掛かってきてくれたら、勢いで今日昼からアルバイトに行ったどこかのタイミングで店長に伝えられる!と心の中で思っている。明日は店長休みだし、また今日のアルバイト時間中の連絡だったらすれ違うし、すぐに履歴書も渡せないし、なるべくなら今日の午前中に掛かってきて欲しい!と思っている。