娘たちのイベント週間でしたまたまた備忘録にお付き合いくださいませm(__)m
音楽祭は長女が中1の頃は実施されず。中2の頃は無観客で生徒のみ開催。中3では中高別の開催でした。そしてついに!今年は中高合同での開催です
昨年はシャンデリアが立派なホールで開催されたのが印象的でしたが、今年はさらに上をいくホールで開催されました。会場のパイプオルガンやブロンズ像が壮大で煌びやかで開始前から胸が高鳴ります
画像はお借りしました。
中学生の部は割愛して高校の部。
長女の通う学校は、音楽祭・文化祭・体育祭が三大イベントとして大いに盛り上がりますが、もしかしたらクラス団結を頂点とする熱量は、音楽祭ではないかと感じています。この時期は、お風呂場からも長女の歌声が響き渡ります
ストレートな感想だけど、歌の持つ力に鳥肌が立ちました。魂の震え?まるでマグマが噴き出してくるかのような、生徒たちの湧き上がる熱情溢れる歌声に胸が熱くなりました。不思議ですね。悲しくなんてないのに自然と涙がこぼれ落ちてしまうのです。どんな楽器よりも人間の持つ歌声は素晴らしい。
また指揮者も圧倒的なパフォーマンスで会場を魅了します。
華があるってこういうことなのかもしれない。空気を制し、その場を一気に自分のものにしてしまう。背中しか見せていないのに、会場の視線が指揮者に集まっているのがわかるのです。長女も指揮者のパフォーマンスに圧倒されたと言っていました。
高校1年生では長女たちB組のみ、伴奏無しの合唱に挑みました。それがまた胸を打つんです。テノールの男子たちが体を揺らしながら本気で熱唱しているのも素敵でした。長女の声も聴こえてくる気がしましたよ
どこからかいらしたお偉い講評の先生が、実はピアノの平均律と人間の歌声は相性が悪いという話をされていたのも興味深かったです。伴奏無しというのが歌には合っていると。日光浴があるように、音楽浴(歌浴)があると思っているとも、仰ってました。
…でこの謎の来賓?先生の講評トークが個性的で、会場は彼女の独壇場にだんだんとなっていき( ̄▽ ̄)
「テノールが上手なのはわかった、もっと人数を減らしていい。バスが上手なクラスが美しく聴こえるから、来年はバスを13人ぐらい(約1/3)導入した方がいい。」
「ピアノが合わないと言っても第一の音で、遠慮せずにグランドピアノの蓋を開けて響かせるべし。来年はそうしてみない?」
「私、本当はもっと美しい声なんですね。でも今日枯れているのは、別の学校の指導で怒鳴っていたからです」
まあ好き勝手述べていましたよ会場はウケていました
で、でさらに会場を爆笑の渦に巻き込んだ人物というのが、なんと今年赴任してきたばかりの校長だったのです
「私がこの学校に赴任してきて2年…あっ、2ヶ月でしたね」
クスクス。←会場の声
秋元康的敢えてのミスではなくて、本当に間違えたという感じ。
「この2ヶ月ずっと自問していました。私はなぜ、この学校にいるのだろうと」
う~む。生徒も保護者もそう思ってるかも( ̄▽ ̄)
「私、歌が好きなんです。歌うことも好きなんです。こんな素晴らしい会場で聴いていると、歌いたくなりますね」
…
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↓
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「アリーナーッ」
会場大爆笑
「やっと、今日わかりました。私がなぜここにいるのか。
素晴らしい生徒たちです。君たちの夢はなんですか?君たちひとりひとりの夢を実現させるために私はやってきたのです」
子どもたちも最高のリアクション
(アリーナ)校長が爪痕を残した音楽祭でもありました。
最後に。結果の話を少し。長女たちB組も優勝を目指して練習に励んできましたが、果たせず。実はB組かD組が優勝候補と言われていたそうで、長女たちクラスの一角が遠目でも悲しんでいる様子が伝わってきました。
D組の音楽実行委員で圧巻の指揮を見せてくれた男の子。背中を震わせてずっと号泣していたそうです。肩を撫で励ますクラスメイト。それだけ本気で熱くなれる音楽祭なんです。若いっていいですね。
優勝は果たせなかったけど、長女たちは牛角で打ち上げなんとクラス38人中、36人が参加したそうです。本当に仲のいいクラス
長女はめちゃくちゃ楽しかったと、もう次の打ち上げもしようって話が出てるって
体育祭では絶対優勝しようと誓ったそうです。
青春一色ですね