“ 血 ”ールジラー | “髪を切らないオンライン美容室✂︎”髙橋 可那子Blog

“髪を切らないオンライン美容室✂︎”髙橋 可那子Blog

美容師としての事柄と時々ワタシの観点を混ぜ込んで気ままにあげていきます☺︎

題名からして「何?!」ってスタートなのですが



ハイ。今回は “血” のお話になります




おどろおどろしいですね!

実際内容は、おどろおどろおどろしてます笑




この間ですね。とあるご夫妻の間に入り込んで串焼きを食べていた時、
「本について」の話題になったんですね




私、タカハシはマンガだけではなく、本も読みまして。




特に好きな作家さんだとか好きなジャンルがあるわけではなく、まんべんなく読むんですけど、読む本のポイントが一つあるんです






“その方がオススメしてくれた本を読む”





ってなことなのですが、その方っていうのは私の周りにいる方々に限ってのみで、本屋大賞受賞!だとか、こんな芸能人がオススメ!っていう類のオススメは素通りです





その理由なのですが、“本” ってその作者がパワーを振り絞って書いた、

その作者自身が私達に何かを伝えたくて書いた “手紙” だとワタシは思うんですよ◎






その“手紙” とも取れる内容の本を、私が大好きな人がオススメするってことは
“その方自身”の好きなテイストもちろん、思考や私感も本を通じて伝わるわけなんです◎




その方をもっと知りたいからこそ、「何かオススメの本ありますか?」と
聞くわけなんですけど



今回はこちらのご夫婦の旦那様からオススメしていただいた本が、



タカハシにとって、かなり衝撃的だったのです!






そんな発想したことなかった!なにそれ祭りでした!

考えさせられましたねーーーー本当に。。。





その本のタイトルは“血の翳り”(るじらのかげり)



タイトルの重さにひるみはしましたが、素敵な御紳士のオススメの本。

タカハシはAmazonにてポチッとしました◎




そして届いたのがこちら





重い…重すぎる………


(読み終わってから気付いたのですが、この表紙、女性の乳ですから)






確かに古本で購入はしましたよ。



けど





余りにも怖い染みがいっぱいありすぎでしょ…




しかも文章の段落は、1ページ2段。。古い怖い。。








とにかく見ないことには始まらない




タカハシはおもむろに本を開いて読み進めていったわけなんですけど…

もうスタートから辛いし怖いんですよ




サスペンスだからしゃーないのですが、やはりこの本のビジュアルがタカハシの気持ちを90度直滑降させるわけですよ





文章のまぁいいタイミングでおどろおどろしい染みが出てきたり、挿絵のまぁ怖いこと!内容も極悪非道の内容すぎる!!





ワタシごときのメンタルでは夜は流石に気持ちが落ちて読めなくてですね、通勤の行き帰りの電車の中で主に読み進めるわけなのですが、とあるところから




「お?」ってなってきたんですよ





なるほど!そういうことか!そんな発想したことなかった!!!


…とまぁ、ブログ冒頭のワタシの読んだ感想になるのですが、この本はですね、、是非読んでもらってディスカッションしたい内容なんですよ




「倫理問題」…とでも申しましょうか。。


これは人間、十人十色。いつまでも交わらない思想課題の一つだと思います



一体何が正しいのか。



答えは無限大なのですが、倫理的に説くとなると、どの答えを人間として導くことが正しいのか。。そんな思いに駆られたこの本、「血の翳り」






こっからは本の内容に入るので、読まれたい方は閲覧注意です!
(え?見ないよって?読んでほしいですけど笑)








タイトルの 「 血 」


ここでいう“血”とは、血縁・血族の“血”のことです





人は生まれてくるにあたって両親と言う存在があります





そしてその両親もまた両親を持っていて、さらに兄弟姉妹もいるとなると、これを遡れば先祖は膨大な数に上り、膨大な数の血縁者がいることになります






先祖の先祖の先祖を辿れば、同じ血を分けた先祖に辿り着き、まさかの会社の同僚だったり、まさかの浮気相手(最近多い話題)だったり、まさかの愛するパートナーだったりするかもしれないんですよ





こっからがこの本の、かなりダークな思想になるのですが、



人は混血し、雑種を繰り返します



その過程で、殺人者や自殺者の血を貰うことも可能性としてあるわけなんですよ



ここで、精神医学者ローンブローゾが唱えた



〝生来性犯罪者



という仮説があるんですけど

要は、犯罪は社会環境が生むわけではなく、
同じ血縁者の〝生来性〟が〝犯罪を生む〟ということなんですね




つまり、犯罪を犯す者は、最初からあらかじめ犯罪者として〝予定〟されていて、その血縁的な相(人格や骨格、体型や仕草)によってそれが決定されてるって唱えてるんですよ




確かにニュースを見てても、事件を起こす犯罪者の見た目や雰囲気をみても
「確かにやりそーな感じするわーー」って思いますもんね。。うーーーん




更にこの仮説の一例としてあげられてる記事を抜粋しました






アメリカ史上、最も有名な犯罪者家系のジューク一族は、血族540人のうち140人が犯罪受刑者になっているとのことで、その振り分けは


⚫︎常習窃盗犯60人
⚫︎売春婦50人
⚫︎生活不能者180人



とのこと。


そして、アメリカ政府がこのジューク一族の犯罪捜査の為に使った犯罪捜査費用は何と130万ドル(約1億4700万円!嘘でしょ?!)に上ると言われてます





それから30年後、ジュークの血族は2000人に及び、そのうち

⚫︎凶悪犯罪者171人
⚫︎売春婦30人
⚫︎生活不能者200余人


にも上ったらしいんですよ





そしてその後の捜査には200万ドル(約2億2600万円!何だそれ!!)が費やされたらしいんです








そして、この本の過激な内容なんですが



要は、そのような “血” が流れる血族を、何者かが血を絶やす為にどんどん殺していく


と、こういうことなんですよ





上記のローンブローゾ説でいう、犯罪を犯す者はあらかじめ予定されているっていう考え方にのっとってなわけですね




ジューク一族以外にも沢山の犯罪家系があるのは当たり前、
その血縁はまるでネズミ算式に増えていく一方で、絶やさねば犯罪とムダ金が増えてしまうから、子孫を残せる若い者達からその血筋を絶やしていっている…と予測されるこの人物。



そして、主人公は“この事件の犯人は国家レベルの人間である”と認識して、事件の謎を解き明かしていくのです










すっっごいビックリしました



そんな考え方なんて想像もしたことなかったですし、こんなお金の計算なんて初めてでしたから!




しかしながら、ワタシ自身もわからなくもないなーーと思ってしまった事実でもありまして。。





今の世の中、税金問題やら年金問題、お金の使い方や回し方にただでさえ国民は悩んで苦しんでるってのに、言葉は悪いですがこんな悪人達の為にムダなお金を国家予算で使ってしまっているわけなんですよ!





たった一人の犯罪者の為に、お金も時間も使う




それはもうリアルに
⚫︎犯罪捜査費用(人件費、監視カメラや盗聴器などの設備費、車輌関係全ての管理費etc)
⚫︎事件現場の清掃、処分、あるいは解体費
⚫︎被害者のお葬式に関する全ての費用




時間だって、犯罪者が捕まるまでの時間、そして捕まってからも裁判での判決が決まるまでを含めてかかる上、ご遺族の方々の心を埋める時間なんて一生かかっても終わらないかもしれないんですよ




そして、更に “犯罪は社会環境が生む” ということが定説になってしまっている今日、




犯罪を犯したものを品行方正にする為、更生施設や刑務所にも国家予算をかけてるわけなんですけど




このローンブローゾ仮説があったとして
あらかじめ善人と悪人の血が予定されていたら
この “悪人の更生” に使っているお金はほとんどムダ金になってしまうんですよ




ゆーてみたら、雨風当たらない環境で、1日3食出てくる上、遺族からのもしかしたらの復習からも守られながら刑期の終わり待ち。。




そして、我が日本では死刑制度は推進されていないわけでして



余程の事件で死刑。それ以外は最高でも終身刑。



この死刑制度に関しては賛否両論それぞれの意見があるので、深く掘り下げることは出来ないんですが、



ご遺族の方々からしてみたら、同じ目に合わせてやりたい!むしろそれ以上の思いをどうにかさせてやりたい…と心中にはあるのではないでしょうか




それなのに、犯罪環境説が強いこの今の世の中。



先天性精神疾患、後天性精神疾患、
とにかく両方受け入れ、更生させるに徹底したお金の使い方





私の考えでお伝えしたいことは、犯罪を犯した者に悪気があるないともかく、その犯罪者関係にばかりお金を注いで



1番に被害を被った方々へのフォローアップのお金の使い方が良い方向に浸透していない、ということ





一所懸命に仕事して、人の為に恩義を尽くして、時には身を削ってまで人を守って、


そういう方が亡くなっても、罪を憎んで人を憎まず、犯罪者の更生を願うことって……???





考えさせられました。この本。







犯罪遺伝説






極端な考え方ではありますが、確かに。と腑に落ちる点は沢山あるんですよ



そして、この説を知ったことでガッカリした部分もあります



“人はやっぱり変わらないんだ”ってこと。



簡単に血液型があるとして

A型の人がB型に寄り添う事や真似は出来ても
B型になることはない、っていう事と類似しますね






人の本質生まれた時のまま




人生、沢山の経験を積んでいく中で
色んな血液型の性質を理解し、それを取得して演技できるか否かのわけで、



要は、服の重ね着、季節によってのワードローブ的な脱いだり着たり、合わせる小物を考えたりなイメージなんだろなって思います



ファッションセンスも人それぞれですからね
国が違えば民族によっても、男女によっても違いますもんね





散々高級な服や、変わったテイストの服など色々着てはみたものの、
結局シャツにデニムが良かったって元に戻ったりする様な感覚でしょうか




こうやって洋服的なまろやかさで善悪の生来性を表現しましたが、そーゆーことなんじゃなかろうか、と私は思うわけですよ




服というものをTPOふまえた役者と仮定したとして

どんだけ悪人を着込んだって、ならない人はならない

どんだけ善人を着込んだって、ならない人はならない



なったところで、それはハリボテで、あくまで洋服がそう見せてるだけ。




。。。



って考えたらすごくまた考えさせられました。。




だって、生来性の悪人は何の躊躇もなく、悪い事ばっかやって周りに被害を被るばかりか、何やったって悪いとは思わないわけですよ



それなのに世間は犯罪環境説で悪人を囲うわけですよ



なんだよー!正直者はバカをみるのか!って思ってみたり、
結局変わらないっていう人の在り方の仮説にゲンナリしたり、
私の心はザワザワしました



さらに、これに付け加えて
“類は友を呼ぶ”の法則



同種の脳が惹き合い、脳が反応して、類は類を呼ぶという説



同類項はやがて群れとなり、悪人の集合体はマフィアや暴力団といったところでしょうか


更にそこに“集団性”の心理が働けば、それはとてつもない邪悪なパワーで取り返しがつかなくなるわけですよ




変わらない前提の根っこからの悪人が集まり、行う犯罪なんて想像しただけで卒倒します。。

バタン!!




それ故に、本当に考えさせられたんですよね



けれどもそれを声をすれば、過激派の発言




それとなくオススメしてもらった本が
私の倫理観を揺るがしました。。





そしてですね、この本はとうとう犯人を特定して
追い詰めるところまで来るのですが




そもそも、あらすじを書くと、
この血筋に関してはかーなーりこまかい家系図がありまして、それを書くととんでもない長さになってしまうので、ここは、とある一部の血筋の因縁のピックアップをします




主人公の愛する妻と2歳の息子が、多摩川河川敷(この辺が題材)にて、絞殺死体で発見されるわけなんですけど




辛いことに、何と愛する妻が何人かに凌辱された上、絞殺されたとの事件でのスタート



「何故罪もない妻と子を殺したんだ!」
怒りに狂った主人公が3年がかりで、この事件の全貌を明らかにする為に捜査するうち、
他にも不可解な死を遂げている人物が多数いて、それらの殺された人物を辿ると




殺人、強盗、麻薬常習者、麻薬密売人、売春婦、売春斡旋、障害窃盗、強姦、、とキリがない犯罪者ばかり





これらの人物の血筋を上に辿りに辿ると、実は先祖が一緒なところに気付くわけなんですね




そこで、下に辿りに辿ると
まさかの自身の愛する妻と2歳の息子がその黒い血を引き継いでる事実を目の当たりにしてしまうってわけなんですよ




けれども主人公は、妻はその黒い血が発症もせず、自分と穏やかな家庭を築いていたのに貴様がそれを奪った!死んでその罪を受け取れと、その殺した相手を殺そうとするんですが





その相手は、主人公に言うんですよ







「家から多摩川河川敷まで連れ出したのは俺ではない」








実際、妻子殺人の謎に包まれている部分で、家が荒らされてなかったことと、更に謎として、おそらく妻が自ら子を連れて家を出た予想までは捜査でわかっていたので、主人公は耳を傾けるのですが、相手が更に衝撃の発言をします












「お前の妻を連れ出したのは違う男だ。お前の妻は長い間不倫をしていた」










耳を疑う主人公









「実際、検査結果でお前の妻からはA型とO型の精液が検出されている。俺はO型だが、不倫相手はA型だ」









愛する妻子を殺したにっくき犯人を追う内に
開けてしまったパンドラの箱=黒い血筋









その黒い犯罪家系の先祖の凶悪さ、非常さを知り得ながらも
その血は自分の代で絶えた、とその血が流れる妻を信じていた主人公が知ってしまった黒い真実





結局、妻は結婚してからも不倫相手とホテルなどで密会し、
挙げ句の果てにはたった30分の性行為に及ぶ為だけに、不倫相手と車で
多摩川河川敷に何度も向かっていたという真実…幼い我が子を連れて。。





信じて疑わなかった、妻に流れる黒い血の真実








主人公は行き場のない結果に衝突するんです





この3年間、愛する妻と子を殺害した犯人を見つけて殺すことが目標だった主人公





その過程で見つけてしまった黒い血の家系


その黒い血が行ってきた情事や犯罪に吐き気を覚えながらも


辿りついてしまったその血の行方


黒いドロドロとした怨念を妻に見たくなかった主人公







“復讐”
で終われなくなってしまったんですよ






しかし、主人公のとった行動は…












その相手に勝負を挑み、最終的には相手を抱えて自身ごと
崖から飛び降ります




ーそれは自身の過去や黒い血のパンドラも抱え込んでいるかの様な終わり方でした











断崖絶壁。




しばらくして、その勝負の立会人が見たものは
遠い沖で一人の男が泳いでいる場景でした







その立会人は、その男は小豆島出身で泳ぎに長けてる事をふいに思い出し
この本は終わります……

実は同じ血筋をもつこの2人の男達。


さぁ、どちらが生き残ったのでしょうか…?





……




本ってほんっとーーーに凄いです


沢山読むべきだなって思います




ちなみに、この著者の西村寿行さんんの作品は、かーなーり屈折した性的描写が多いのですが、場合によってはパターン化しててちょっと笑えます。笑
(尻を抱える、が多すぎ)







考えさせられた本をパタンと閉じ、

~そして、更に私はオススメ本を読みふける旅に~