どもどもたるちゃんです~
皆さん、電車に乗ったら、席に座る方ですか?
それとも、立つ方ですか?
最近、電車に乗る機会が多いので、
ワーホリ時代の素敵な体験を思い出します。
これを読んだら、電車に乗りたくなるはず。
乗り鉄の話じゃありません。
いつもの終着点のない、しょうもないお話のはじまりはじまり~~~。
日本では、電車に乗ると、大人も子どもも我先に座れる場所を探しますよね。
それはさながら席取り合戦。
戦いは電車を待つときから始まっていて、いかに早く車内に入るかが勝負。
はい、そうです。私も席に座ろうとする戦の兵・・・。
何度電車待ちの列に横入りされたことか!!!
しかも横入りしてくるのはだいたい若いメンズだ!!
元気有り余ってるだろ若者よ!!!
なぜ横入りしてまで座りたい!
都会はこういうこと、ないんでしょうか?なかったら日本とか一括りにしてすいません!
少なくとも、我が地元はそう。マナー・・・とは?
なんとも恥ずべき田舎の民よ。そして私もその一味・・・恥。
対象的に、オーストラリアでは、若い人が席をゆずる光景をよく見ました。
特に、男の子は女性にすぐ席をゆずってたイメージ。
ワーホリ時代、
あれはシドニーに住んでた頃。
学校が街のど真ん中にあったので、毎朝乗る電車は混雑していました。
その日も電車でつり革を持って立っていると、
ちょんちょんと制服の男の子がつついてきました。
「ひぇぇぇっ!若者が私に話しかけるとは!?
ヤンキーか!?ヤンキーなのか!?(偏見すぎw)
ごめんなさい!!!何か!!何か目障りなことしましたか私――――!!!」
とびくびくしながらつつかれた方を見ると、
「ここ、どうぞ」とすっと席を立つ少年。
COOOOOOOL!!!!
ちょっ!!レディーファーストが過ぎる!!!
なんかごめん!怖がって!!
素敵すぎじゃん??
こういうことが自然にできちゃうなんて!!
イケメンにしか見えないって!
すんません。お決まりのこれ・・・
本当、惚れてまうやろ〜でした笑
そして、こんな素敵な席譲りイベントが、
なんと、この後も何度もありました。
そりゃ日本に帰りたくなくなります笑。
そんな生活してたのに、
日本に帰ってきた瞬間、席取り合戦ですよ。
席を譲ってくれた学生さんと同じくらいの学生服を着た男の子は、
群れをなして一人2席分くらい陣取って座ってルヨネ・・・
思春期特有のイきりを全面に、がに股で座ってイルネ。
なにこのちがい・・・・
それあんまかっこよくないからね・・・?
ほれ、ばあちゃん来たから席ゆずりな。
なんて事言う勇気もなく、勝ち取った席を泣く泣くゆずる私。
あの素敵イベントを日本で体験することはできないのか・・
落胆とほのかな期待をポケットにしのばせる毎日。
そんなある日、
満員電車で、私は合戦に負け、つり革を握って立っていました。
すると、前に座っていた高校生くらいの男の子が・・・なんかちらちら私の方を見ている???
気のせいじゃ・・・ないよね?・・・やっぱり見てる気がする!!!
その時、私はたまたま透明のスマホケースに推しのブロマイド(死語)を差し込んでいました。
「やばっ。私のスマホ見てない!?
いい年してジ〇二オタかよとか思ってるのかしら!!
ごめんなさい!!浮かれたオタクでごめんなさい~~~!」
そっとスマホを持つ手を変えて、彼から写真が見えないようにして、
どぎまぎしていました。
すると、
「あの!」
びくぅ(オタクでごめんなさいオタクでごめんなさい~~~っ)
「ここ、座ってください」
なんと彼は、席を譲ってくれたんです。
私の推し写真見てたんじゃなかったのか!!www
てか・・・すごい勇気振り絞って声かけてくれたよね・・・
えっ!尊!!!!
危うく推しに任命するとこだった!!
席譲ってくれたことも嬉しかったけど、
頑張って声かけてくれたのも嬉しすぎました。
意外と、日本も、捨てたもんじゃないかも。
こんな子もいるんだ。
子どもが生まれたら、こういうことが出来る子に育てよう。
・・・あと、席に座るのやめよう。
いや、やめるのはむずかしいかもだけど・・・
せめて席ゆずれる人間でいよう。
そんなことを考えながら、今日も電車に揺られています。