2016年に他界した母親との13年間にわたる介護の記憶を記したいと思います。
長きにわたりいろいろ苦労したことはありましたが、今ではそのすべてが温かい思い出。
ときにはコントのように笑って過ごした喜劇のような時間に思いを馳せたいと思います。
今、介護で悩みを抱えていらっしゃる皆様の参考や一助にでもなることができれば幸いと存じます。
母が認知症を発症したのは2016年から遡ること13年前の2月、少し日差しの暖かい小春日和の朝のことでした。
居間でじっと一点を見つめながら何やら思い詰めているような表情で「なんかおかしい」「お母さん、何かおかしくなっちゃった」と訴えてきたのが始まりでした。
「何言ってるよ」と最初は相手にもしていなかったのですが、そんなぼーっとしている状態が一週間ほど続いた頃から様々な異変が起こり始めました。
(つづく)