コントみたいだった認知症の母の介護録

コントみたいだった認知症の母の介護録

認知症を発症した母親と暮らした13年間の懐かしい記憶。

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母は私が近所のお蕎麦屋さんのカツ丼が好きだったことは覚えていたようで、出前を取るときにはいつも「カツ丼でいいかね?」と聞きながら電話をかけていました。

 

不思議なことにお蕎麦屋さんのメニューを見ながら電話をかけるという行動自体には問題が無く、毎日出前を取ること以外、そして毎日「今日は久しぶりにラーメンでも食べようかな」と言いながら電話をかけること以外おかしく感じるところはありませんでした。(まぁ十分に、おかしいと言えばおかしな行動なのですが、)

 

そんな日々を送っていたある日、家に帰って久しぶりに冷蔵庫を開けるとなにやらどんぶりがたくさん。

いつとったのかも分からないカツ丼が5つほど入っていて、「これが認知症か」と改めて実感させられることになりました。

 

その日を境にお蕎麦屋さんの電話番号の載っているメニューを隠したことは言うまでもありません。

 

(つづく)