美味しいと評判のダンデライオン、ヴァレンシアのカフェが大人気で駐車場が見つからなかったので、今回は工場へ行きました。

土曜日の朝はいつもより遅めの 9時開店とウェブサイトにありました。9時2分にドアが開いて、9時7分にペストリーを並べ始め、9時11分に会計終了。お店にいたのはレジのキャッシャーと飲み物を作るエスプレッソ・バーのバリスタの二人でしたが、地下のベーカリーで毎日べストリーを焼いていると話してくれたので、見えない所にもっと沢山の従業員の方がいるのでしょう。

 

オレンジのフロランタン オレンジの香りのキャラメル、ちょうど良い甘さのチョコレート、とても美味しいです。

 

チョコレート味のカヌレ カヌレでいられる限界まで材料をチョコレートに置き換えたような、驚きの塊でした。

 

クイニーアマンにチョコっと これがダンデライオンのさすがに自分の工場で豆から作っていらっしゃる、という逸品。

パン菓子の基本、パン生地部分がとても美味しい。クロワッサン系のパン菓子は外のサクサクと中に閉じ込めた空気のバランスが美味しさなんですが、パサつかずにカリっとサクッと焼いていて、すごく美味しいパンにザラメの砂糖がかかっている。その甘いパンに甘いチョコレートを載せたのか、という見た目ですが、ほんの少ししか載っていないチョコレートがダンデライオンの魂というか、凄く酸っぱくて苦いチョコレートで、絶対に他では買えないし味わえない感じでした。

 

クイニーアマンがよくある甘いパン菓子で期待通り、しかしチョコレートは大人向けの酸味と苦みで、ダンデライオンでしか買えない特別感がありました。これは子供に食べさせるとチョコレートの不味さに泣いちゃうかも。しかし最高の組み合わせで、ちゃんと分かっている方が作ってくださった、ありがとう!最高でした。

 

ペストリーを見たら来店の目的とか頭から吹っ飛んだけど、産地別のチョコレートの試食とか、味の違いがとても楽しいお店でした。ここは工場にカフェをつけたので Rescue Row か 16th のストリート・パーキングになります。ヴァレンシアはパーキング・メーターにお支払いするしかないので、無料の路上駐車はありがたいです。