毎日、玉木くん映画関連の情報が入ってきて嬉しいかぎり。

と同時に、玉木くん出演以外の映画も観る予定のものが

ありすぎで追いつけません。


水曜日、観に行ってきました。 「余命1ヶ月の花嫁」

私、この映画は、公開前からいろんな物議をかもしだしていたので、全く期待していませんでした。
瑛太にも出演して欲しくなかったのが本音です。実は当時のドキュメントも知らなくて、そういう状況で観た映画の感想です。


ひとが死にゆく映画って、結末がわかっていたりすると観たくないっていう感情が出たりして、なかなか足が向かないってあると思うんです。決して軽いテーマではない、ましてやドキュメントが元になっているもので、本当の闘病生活は、もちろん映画のようではないに違いないし。


でも、私はこの映画は千恵と太郎の恋愛の物語だと感じました。病気と闘う物語ではなく。
2人のとても繊細な気持ち、その距離感がとても伝わってきて、観ていると、わかるって思うシーンがたくさんあって、ひとを好きになる時はこういう気持ちだった、こういう行動をしたとか、もう本当に息苦しいくらい。

その2人がだんだんと気持ちが近づく、お互いを愛おしいと思う、その空気感がスクリーンいっぱいに放たれているというか。

私、本当にわざとらしい、安っぽい(すみません)映画だと思っていたので、その裏切りに驚いてしまった。

この映画は「順撮り」という方法を採ったみたいで、そのせいでさらに2人の感情がリアルにわかるし、台詞も決められていないシーンはアドリブだったりするところもありで、ドキュメントを見ていると思わせられる部分も。
瑛太も、インタビューでは「素の自分が出ているところがあって恥ずかしい」と答えてました。

観ているうちに、この元となったドキュメントについてのいろんな事(真実はわかりませんが)は、どうでもよくなってきました。映画は映画で、ひとつの完成した物語だと。瑛太と奈々ちゃんが演じたからこそ目が離せなかったし、この2人だったからできた映画だったと思いたい。



木曜日は 「ガマの油」 の試写会へ。


この作品は役所広司の初監督作品で主演の映画です。
当日は、瑛太も舞台挨拶に来る予定だったのですが、ずっと体調を崩していて、福岡での試写会も欠席でした。
でも、本当に休みがほぼなかったみたいで、この機会にゆっくり休んでもらえて良かったです。生瑛太に会えなかったのは残念でしたが。

役所監督に、「瑛太くんの分まで、おじさんが頑張りますから」って言われると、「はい」ってみんな納得してしまいました。

この映画はファンタジー映画です。予告を観ても、どんな内容なのか想像しがたいものだったので、あんまり知識を入れず観に行きました。

監督が子供の頃、ガマの油売りに会った事から始まった映画のようですが、「ガマの油」売りと、役所さん演じる矢沢拓郎と、その家族に降りかかる出来事とをリンクさせた物語というか。ちなみに瑛太は矢沢拓郎の息子役拓也。拓也が交通事故に遭うことで展開される話で、瑛太は登場が少ないけれども、重要な役です。

物語のなかで、とても和やかで素敵な人物が八千草薫さん演じるちよさんです。拓也の恋人、光のおばあちゃん役なのですが、その光とちよさんのシーンがどれも気持ちよくて、それだけで、この映画の心地よく流れる温度を感じました。

こちらの映画は、一度じゃなく何度か観るとその良さがわかるような気がします。


余命1ヶ月の花嫁

ガマの油