昨日は映画 『GOEMON』 の試写会へ。

紀里谷和明監督で、『CASSHERN』 に続く作品。

実はCASSHERNは観ていなかったので、

紀里谷作品は初鑑賞。

鑑賞動機はこの作品に玉木氏が尊敬してやまない(?)

大沢たかお(霧隠才蔵役)が出演している事と、

江口洋介が演じる石川五右衛門に惹かれて。

背景は、幼少の頃に信長の忍びとして育てられた

五右衛門と才蔵が、豊臣秀吉が君臨する時代になり、

再会することになる。

その再会のきっかけは、信長暗殺に関する秘密。

五右衛門が知った秘密とは?

石田三成(要潤)に仕える才蔵に下される命令は。

タイトルが 『GOEMON』 なだけに、時代劇の様相とは違う。

大阪城はヨーロッパの城のようだし、衣装も着物の印象はなく

ローマ帝国をベースにしているだけあって、和でなく洋だ。

シェイクスピアの世界のよう。

時代劇とは程遠い映像で、世界観を出している、

だから 『五右衛門』 でなく 『GOEMON』 。




紀里谷監督作品に登場する男性俳優は、

美しく凛としているひとばかりだ。

普段そうでないと感じていても、作品の中で、彼らが

驚くほど妖艶に見える、全ての登場人物から目が離せない感じ。

江口洋介が、あんなにsexualだったとは。

6ヶ月かけて作り上げたという、まさに格闘家の身体そのものだった。
(最初これもCGかと思ったぐらい)

大沢たかおも、はじめから持つ美しいいでたちに瞳をブルーにして

現代劇とは違う(ICHIとも違う)、大沢たかお像を観ることができる。

要潤も、玉山鉄二、奥田瑛二、伊武雅刀、寺島進、ゴリさえも

スクリーンの中で美しく立ち振る舞う、その映像とストーリーが

紀里谷監督の世界。

レッドクリフとはある意味対極にある映像美を観ることが出来て、

驚きと感嘆を得た夜だった。



この世界の中に玉木氏(今日は「くん」よりも「氏」)がいたとしても、

違和感なく登場するはずだ。


映画 『GOEMON』