お正月が過ぎたと思ったら、あっという間に、もうすぐ節分ですね。月日のたつのは早いものです。

節分は立春・立夏・立秋・立冬の四季の分かれ目を指すのですが、最近では立春の前日だけを節分と呼んでいるようです。

このあたりでは、節分のことを「としこし」というのですが、新しい年を迎える習わしが今でも残っているようです。

「福は内 鬼は外 ぱらぱらぱらぱら豆の音 鬼はこっそり逃げて行く♪ 福は内 鬼は外 ぱらぱらぱらぱら豆の音 早くお入り福の神♪」
保育所や幼稚園でも歌われている豆まき  懐かしいですね。この煎り豆、昔は大豆をほうらくで煎って、冷めたら枡に盛り上げて神棚にそなえたものです。

半紙包みの年の数より一つ多いいり豆は、明日から始まる一年を家族みんなが息災で過ごせますようにとの願いをこめて氏神様におさめます。

農耕が中心だった時代、五穀の一つである大豆には、穀物の霊が宿り、その霊力で悪霊を退散させたという説もあるそうですよ。

昔、豆まきは鬼になるもの、豆男等も役割分担があったようです。お父さんが升に豆を入れて、玄関を開けて「福は内 鬼は外」福を招き入れ、座敷、納戸、茶の間、次から次へと豆をまき、最後に玄関に巻いて二度と鬼が入らぬように大きな音を立ててピシャッと戸を閉めてしたのを思い出しますが・・。

豆まきの後は、自分の年の数だけ豆を拾って食べるのですが、自分の年より一つ多く食べるのが習わしで・・・今では自分の年も忘れるぐらいで、あれ、いくつ食べたっけ。歳の数だけ食べるのは、そろそろしんどいお年ごろとなってきました(笑)

節分のご馳走といえば、巻きずしとイワシの焼いたん・・今年の恵方は北北西だそうです。海苔巻きを一本、恵方に向かって願い事をこめながらおしゃべりせずに食べるという・・

脂ののったイワシは、かんてきでジュウジュウ焼いて、焦げ目がつくぐらいしっかり焼いて・・香ばしいにおいと炭火で焼くので、煙たい煙たい・・その煙で鬼も退散するのだとか・・おいしく頂いたイワシの頭は、柊の小枝にさして、戸口に立てておきます。柊のとがった葉先が魔除けだそうです。うちに鬼は来るな・・鬼は来るな・・繰り返し繰り返し、鬼が退散するようにと・・こどもにもわかりやすい楽しい行事です。

これも先人が次世代に伝える、生きて行く教えだったのでしょうか。家族を思う、家族を守る願い・祈りが今もなお心を打つ気がいたします。

災厄として厄よけのお参りに行って、振る舞いぜんざいをする行事もありました。厄年を迎えた子どもがいる家庭では、近所の人を呼んで、厄落とし。ウチでいっぷくしていってぇなあ おぜんざいをよばれてにぎやかに過ごします。

一歩一歩春は近づいています。先祖の知恵とともに、今年も幸せに暮らせますよう、よい春にしていけますようにと願います。みなさんも節分には邪気を払い、今年一年元気に過ごしてくださいね。