バリデーションとは認知症の人とのコミュニケーションをとる方法のことを言います。

河南町さくらんぼフェスティバルで学んだ「認知症の人とのコミュニケーションを考える~バリデーションからの学び~」での高落講師の説明です。

「バリデーション」という聞きなれない言葉に、最初は難しい講義かなぁと思っていたのですが、「認知症の方とお付き合いするうえでコミュニケーションの難しさを解決する「小さなちょっとになればいい」と思っています。」との講師の先生の言葉通り共感して接する療法を教えていただきました。

バリデーションはアメリカのソーシャルワーカー:ナオミ・フェイルさんが開発した認知症のコミュニケーション術で、「症状の理解、高齢期の理解、コミュニケーションの理解」などから考えられています。

お年寄りの混乱した行動の裏には必ず理由があります。認知の混乱は認知機能の低下(中核症状)が引き起こすことで記憶障害・見当職障害・実行機能障害・失認・失行などの症状を引き起こします。認知症の人とのコミュニケーションの難しさは介護者側の理解が求められるなど、理論とDVDを交えた実践の様子から、「なるほど」とうなづく発見がありました。

バリデーションのテクニックも教わりましたが、詳しくは「認知症の人との超コミュニケーション法 バリデーション」ナオミ・フェイル薯 筒井書房等をご覧ください。

これを繰り返すうちに問題行動は減っていくといいます。心の中に閉じ込めていたお年寄りの思いが問題行動の引き金になっているので、これをひも解いていけば問題行動は消えるというのがバリデーションの考え方です。NHKで紹介されたDVDを使って実践の場を見せていただいたのですが、いつもはほとんど反応がないお年寄りとコミュニケーションが成り立つ瞬間が映し出されていました。

真心をこめてアイコンタクトをとる等のテクニックもそんなに難しいものでもなく、受け入れる姿勢や言ったことを繰り返す、体に優しく触れるなどの技法を用いてコミュニケーションをとればいいのだと理解できました。

新しい情報は、すぐに忘れてしまうのですが、頭の引き出しにしまっておけば、いつか思い出すこともあるでしょう。何かの時にふと思い出し、高齢者に寄り添っていければいいなぁと思った講演でした。