明日は半夏至(はげっしょ)です。
この時期になると、ほぼ田植えも終わります。「田植えがすんだ(おわった)よって団子を作って、いっぷく(一休み)しょうか」といったものです。
このはげしょに食べる団子のことを「あかねこ」と言います。
この団子、小麦粉ともち米を蒸して杵でつき、きな粉をまぶして食べるのですが、昔は、小麦も家庭で生産していたので、その小麦を、小麦のかすが付いたままのものを臼で挽いて半つぶしにしたものを用いました。出来上がったお餅は、そのせいか、少し色も茶褐色を帯びていて、猫が座っている形に似ていたので「赤ねこ」と呼ばれるようになったそうです。
この「赤ねこ」をちぎって団子にして、きな粉に砂糖を入れたものでまぶして食べるのですが、小麦粉が入っているので、普通のお餅よりさくっとした感じで、お茶に持ってこいの味です。
もち米が入っているので、おやつに食べても腹もちもよく(おなかがすかない)ので、「いっぷくしたら、またせいだそか・・・」
現在では、蒸し器に水を切ったもち米を広げ、その上に水で少し練った小麦粉を広げ、蒸しあげ、餅つき機でお餅をつくります。
田植えと言えば、昔は苗を植えるのは女性の仕事でした。このあたりの人は、自分の家の田植えがすむと、近くは富田林、遠くは松原の方まで田植えの手伝いに出かけたそうです。そして田植えが終わったら「けかけ休み」です。やれやれ・・・
時の流れとともに、半夏至のお休みもなくなってきましたが、この時期になると、昔はこんなことがあったなあと懐かしく思い出されます。