元夫の日系人 Brad ‐結婚生活‐ 12 | 自衛官一家に生まれて自衛官になった私が、ハワイでグリーンカードを取ってみた

自衛官一家に生まれて自衛官になった私が、ハワイでグリーンカードを取ってみた

自衛官一家生まれの元女性自衛官(敬礼)。
短大卒(英文科)→陸上自衛隊→貯金をはたき渡米→ハワイのコミュカレ卒(ホテル科)→米国永住権取得→某ブランドのセールス→現在、日本の地方都市で看護師兼予備自衛官兼お遍路さん。
日々、自衛隊に感謝しながら生きている。

Bradとの出逢いから国際結婚、

離婚までを綴っていきますクローバー

 

ディテールは少し変えています。

 

 

 

前回までのあらすじ

Bradは両親と兄だけは神のように崇める。

 

義両親の家へお泊まりをする時には、

22時以降、音を出してはいけない。

 

シャバ(自衛隊の外)にもこんな厳格な

ルールのある世界が存在することを知った

元自衛官のmariであった。

 

 

 

 

 

そんな義両親宅に滞在中、

どうしてもおなかの調子が良くない日が

あった。

 

 

まだみんなが起きていた時間帯に

何度もトイレへ駆け込んでいたのだが、

22時を過ぎても腹痛はおさまらなかった。

 

 

家にあるトイレは、

義理父の部屋とリビング横のみ。

 

 

まさか義理父の部屋に行くわけには

いかないのでリビング横のトイレに入るが、

すぐ隣が義理母の部屋なのだ。

 

 

どう頑張ってもトイレを流す音は響く。

 

 

22時以降は…

のルールに縛られていた私は、

必死に腹痛に耐えていたのだが、

23時頃、遂に限界を迎えた。

 

 

 

出る…!

 

 

 

どうしよう、

こんな時間にトイレに行ったら

Bradになんて言われるか…。

 

 

悩みに悩んだ結果、

私はトイレットペーパーを片手に、

外へ出た。

 

 

 

義両親の家の隣は空き地になっており、

(所有者は義両親)

隣の家とは距離があった。

 

 

月明りが眩しい夜であったため、

広い空き地の中央にある

大きな木の下へ向かった。

 

 

見えないとは思うが

辺りをキョロキョロ見回し、

用を足した。

 

 

 

切ない…。

 

 

 

訓練以外で、野で用を足したのは

後にも先にもこの時だけだった。

 

 

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