ほんの10年ほど前までは生活介護と言えば社会福祉法人かNPO法人しかなかった。
逆に昔は施設にいれると施設職員が強いって感じだった。実際、親から職員は先生と呼ばれていた。
でも今は株式会社や合同会社などが立ち上げ、福祉も立派なサービス業となった。
私はどちらの時代も経験したが、その時、利用者といかに楽しく過ごせるかを考えて声かけしたり行動したりしている。
(支援しているとはちょっとおこがましくて言えない‥)
本人が嫌だったということがあれば必ず謝るし、利用者に注意するようなことがあっても今日も楽しかったと気持ちよく帰ってもらえるようにフォローはしている。
でも時々、お客様は神様ですみたいな人も出てくる。そして職員はクレームが入らないよう、親支援に必死になる。
でも私の仕事は親相手じゃないんだよね。
経営者じゃないから強くは言えないが、もし私が経営者なら、ここの施設方針や職員支援が気に入らないのであれば他に移ってくれたらいいと思う。
今はいろんな色を持った施設がある。一つの施設だけを見ず、いろんな施設に見学に行けばいいと思う。
私は利用者に対して仕事をしているのであって親のためではない。
利用者を通じて結果的に親のほうが楽になればとは思うがあくまでも本人ありき。
サービス業ではあるけれども、利用者も親も職員もみんな対等な立場でありたい。
どの仕事もそうだけど、誰かが欠けても成り立たない。
よほど間違ったことをしてない限り、私は自分の信念を持って揺らぐことなく仕事をしていきたい。