過食嘔吐なんて
尋常ではないことをしている人間だから
心の病気を抱えているから
隠し事があるから
こんな私を好きでいてくれる人なんていない

重くて重くて仕方ない劣等感が
私自身を包み込んでいた

過食嘔吐をしているなんで
誰にも言えなかったから
恥ずかしいことだったから
世間に対して
引け目を感じていた

私は異常な人間だ
サイコパスだと思うこともあった

生きていて意味があるのか
価値があるのか

お母さんごめんなさい
お父さんごめんなさい
こんな娘でごめんなさい

仕送りはほとんど過食嘔吐で流れていく
2人が頑張って仕送りしてくれるお金は
私が食べて吐いてトイレに捨てている

私はどうしようもない人間だ

なので、異性とも同性とも
どんな人とでも、
良好な人間関係は作れなかった

わざと、捨てられるようなことを
言ったりやったり
試し行為みたいなことをして
そして振られると

やっぱり
私みたいな人間は
捨てられて当然だと思った

なのに、また探す

こんな私でも受け入れてくれる人を

そして、試す

そして捨てられる

そんなことを何年も繰り返していた

治癒して思うこと
自分で自分を受け入れることが
必要だったと思う

自分を自分で捨てていたと思う

1番自分を大切にできなかったのは自分

あの頃の自分に言えることができるとしたら
一言

大丈夫

何も心配しなくて大丈夫
そんなに泣かないで
そんなに苦しまないで
大丈夫だから

食べなくていい
吐かなくていい

大丈夫だから
絶対大丈夫

あなたはあなたのままでいいんだよ

頑張らなくていい
人に必要とされなくてもいい
価値がなくてもいい

お願いだから苦しまないで
大丈夫だから

あなたを愛してる
あなたのそのままを愛してる

そう言ってあげたい