おばさんが出してくれたものの一つ。
なんちゃらハートっていう高級さくらんぼ
一個何百円もするんだって
きゅうりの佃煮、ささげの煮物、自分ちで採れたとうもろこしを茹でたもの、梅シロップジュース、アイスコーヒー、りんごのシロップ煮
「持って帰るか?」
「いやぁ、ちょっともたないかも?」
「そうだなぁ、じゃあ次に冷凍もん送る時に一緒に入れてやる」
「あー、土産は何が良い?なんでも欲しいもん言え?!」
黙ってると
「こんな時は遠慮するもんじゃねぇ!欲しいもんあったらなんでもいえ!」
「なんでもって…うーん、あっ!嶽きみ?!」
「あー、それは8月になったら送ってやるさ。今は?何が良い?」
「じゃあ、こっちで適当に送ってやるべ」
17:00ごろになったので
「今日はうめぇもんなんでも食わしてやっから。いっぺぇ食え」
アスパムにある郷土料理店に連れて行ってくれました。
私のは、ホタテ御膳
味噌汁をじゃっぱ汁に変えてもらいました。
ホタテフライ、ホタテの刺身、ホタテの塩辛?、焼きホタテ、ホタテの唐揚げ、香の物、ご飯、じゃっぱ汁、貝ひもの和物
別注文の貝焼き味噌
旦那さんの方は郷土御膳
味噌汁はけの汁に変えてあります。
貝焼き味噌、刺身盛り合わせ、けの汁、貝ひも和物、手前のはなんだ?
すると
「○○さんの御膳には、貝味噌焼きがついてないから、別に頼んだらいい!それに「イガメンチ」も別に頼もう!あっ、ホッケ好きだろ?ホッケも…他に〜」
「おばさん!無理ですって。自分の定食だけでもお腹いっぱいになるのに」
「なぁに、若け〜んだから食える、食えるべ」
いやいや、アラカンですぜ、おばさん。
どでかいホッケも
私はおかずが多かったので、旦那さんがホッケはほとんど食べました。
ものすごく大きいホッケなので、これだけでお腹いっぱいになりそう。
貝味噌焼きも
こちらが別注文の貝焼き味噌
なんだかおしゃれな「いがめんち」も
このイガメンチも私は一口だけ。
旦那さんがほぼ一個食べて、おまけに叔母さんが「○○さんなら食えるべ」と自分頼んだイガメンチまで旦那さんのお膳に乗せたから、頑張って食べてました(笑)多分ギブアップ寸前だろうけど、叔母さんの勢いに負けたのと、おばさんに会えたのが嬉しくて頑張ったんだと思います。
「○○さん!ホタテが足りねえな?別に頼むか??」
「いえっ!!!!もう充分ですから!」
津軽海峡を眺めながら、たくさんの郷土の味を楽しみました。
じゃっぱ汁もけの汁も、イガメンチも、ホッケも、ホタテも、貝味噌焼きもどれもめっちゃ美味しかったです。
さすがに叔母さんも
「これだけ食ったら、腹いっぺーだンな、あはは!」豪快愉快な叔母さんです
でもね、おばさんは私と同じホタテ御膳だったんですが、ペロリと自分の分を食べ、ホッケも半分、貝焼き味噌も食べてたんですよ。
81歳の食欲おそるまじ!
だから、元気なんですよね
おばさんの笑顔と何を言ってるか半分くらい分からない津軽弁が心地よくて…
ずっと聞いていたい
「わたしが生きているうちにまたきてください!!美味しいもんも、行きたいところも、なんでも叶えてあげるがら。次は下北にマグロ食いに行くべさ。
雪の時もおもしろいぞー。かなり寒いから「嫌だー、帰るー!」っていわれるか??それでも楽しいからまた来てくれ!」
いろんなことを教えてもらいました。
ねぶたの違い、掛け声から、楽しみ方まで。
「ねぶたの時はうちさ泊まったらいいべさ。いつでも来てくれ!あー、北海道の帰りとかでも寄ってくれればいいし」
食事の後は、おばさんがまた
「下の売店で好きなもん買ってあげるから」
ってなんか色々買ってくれました。
いままで、関西組や関東、長崎のメンバーは寄り集まって会う機会も沢山あった時も、自分だけ1人遠く離れていたから仲間に入れなくてやっぱり寂しかったと。
みんなと会った後も、連絡を取っても梨の礫だったりで繋がらなかったと。
そんな中で、年に数度のやり取りでも繋がったのが、私たちだったから嬉しかったと話されてました。
青森にいくって話も「いくいく詐欺」みたいなものかと思ったら本当に来てくれたから嬉しかったって言ってられました。
食事してからホテルまでは車だと5分くらい。
別れがたいけど、また必ず遊びに来ることを約束してお別れしました。
別れてから
「あーーー、写真撮ってないやん」
おばさんに電話すると、叔母さんも
「いやぁ、写真の一枚も撮って無かったって後で思ったよ。でもさ、また来るでしょ??○○さんなら、また来でぐれるよね?!だから、写真はその時だ」
帰ってから送られてきたおばさんからのお土産
これ以外にもいろんなものが次々と送られてきました
お礼の電話をすると
「楽しかったねぇ〜。あっという間だったけどね」
「青森のもので欲しいもんがあったらいつでも連絡してこい。送ってあげるから。「おばさん、魚無くなりました」「ジュース飲みたいです」なんでも良いからねぇ」
おばさんの津軽弁が聞けることが何より嬉しい
また、行きたいです
そして、おばさんに会いたい
旦那さんの方のご親戚だけど、波長が合うっていうか、とにかく心地よい
京都生まれの京都育ちの私
親戚もみんな京都
旦那さんは長崎生まれの大阪育ち
ご親戚は長崎や関東、大阪にいるけど義両親が亡くなってあまり連絡を取らなくなったので、関東のおばさんたち以外はどうされてるか分からない状況
帰省とか、田舎の親戚ってのに憧れがある私の中で突然現れた青森の親戚
いま、わたしの中ではご自慢の親戚なのがこの青森のおばさんです
姉も「なんかええなぁ、青森の親戚って。私も一度お話ししてみたいわ」なんて言ってました。
豪快な叔母さん
温かくて、肝っ玉座ってて、可愛い叔母さん
絶対にまた会いに行くぞ!!