落花生!
千葉八街産
千葉半立種
値段はそこそこするけど、後で食べるのには美味しいから好き。
どこかの豆まきは落花生なんですよね?
北海道だっけ?
デザート(笑)
鬼に金棒パン
そんな節分の日にふと昔を思い出しました。
まだ、清水寺の門前に住んでいた頃
毎年、節分になると祖母や母に連れられて「よしださん」に行っていた事。
豆まきや巻き寿司が楽しみじゃなくて、「よしださん」に行くのが楽しみだった。
「よしださん」の発音が多分、独特。
「よしださん」
「吉田さん」って人の名前のようですが、漢字で書くと「吉田山」です。
実はここ、由緒正しい神社「吉田神社」のことです。そして、母方の清水寺の家は神道で吉田神社の氏子でした。
京都大学の裏山になります
歴史が深い場所ですね。
難し過ぎる…
なんで、ここに節分に行くのか?と子供の頃は不思議にも思わずにただついて行ってました。
「よしださんに行く時は燃やすやつもっていきよしや」
燃やすやつとは、お正月のしめ縄とか祝い箸とか…です。
よしださんで「とんど」のようなものがあったんです。
昭和52年に廃止になった京都市電に乗ってよしださんに行くと、露店がいっぱい出ていて楽しかった思い出があります。
その時に姉とともに買ってもらえたのがモール
今なら100均とかでも売ってるようですが、見なくなりましたよね。
参考資料
京都では織物が盛んだったので、このモールを作る工場も多かったらしく、それで「よしださん」の節分の露店で売られてたんでしょうね。
そう考えると、知らず知らずのうちに祖母や母に京都のしきたりとか教えてもらってたんですね。
子供の頃はそれがなんだとか考えもしなかったけど、今から考えるともっと色々教えてもらいたかったな。
お正月のお餅のことを
「おけそくさん」と祖母が言ってたので、調べてみたら
「華足」とは仏前に供える供物を置く台
京都では仏前に供える餅のことをいつしか「おけそくさん」と呼ぶようになったとか。
へ〜〜〜
知らんかったわ。
祖父や祖母が餅つきに行く私に「おけそくさんも持って帰ってや」って言ってた。
カビの生えた餅のカビをこそげ落として、水の張ったバケツにお餅を入れて保存してたっけな。
バケツは例年お餅用で、「上」ってマジックで書いてて、知らずにそのバケツで雑巾洗っておばあちゃんにこっぴどく怒られたっけな。
「上って書いてるやろ!!見たらわかるやんかいさ!よう見よしや!!!」
祖父も祖母も父も母もこってこての京都人。
母の実家は清水寺門前。
父の実家は泉涌寺と東福寺の門前。
母方の親戚は四条あたりの京友禅の染物師
父方の親戚は清水焼の陶工
家族揃ってこってこて!
1/15の小豆粥、夏のあんぺい
月々のお饅頭などの和菓子
食べ物の食べ方から、行事のあらゆるもの
言葉から行動全ての京都式を知らず知らずに叩き込まれてた。
それでも、知らないことも多くて…
もう少し母から聞きたかったな。。
ただ娘に言わせると
「いやいや、お母さんてこってこての京都やで。いろんな意味でな。」
「喋り方とかオヤジとも違うし」
だそうです