〈8月投稿〉
【一瞬を、取りこぼさずに】
「夏の思い出を作ろう」
開催の約2週間前、先輩が声を上げ、急遽決まった花火企画。
ダメ元で声を掛けたところ、部署の半数以上が集まった。
8月の半ば、私は先輩方と一緒に花火の買い出し任務を請け負った。
初めて訪れた花火の問屋。
ずらりと並んだ噴射花火に、手持ち花火、打ち上げ花火の数々。
見たことのない花火や、特大サイズの花火に興奮が止まらない。
私たちはまるで童心に戻ったかのように、手持ち花火をカゴに入れまくった。
みんなが楽しんでくれる姿を想像しながら買い物をするだけで、私たちはすでに楽しすぎた。
そして迎えた、花火当日。
火が移るのをじーっと待っていると、ふとシュッと音を立てながら火が燃え移り、勢いよく光が放たれる。
あれほど細長い一本の棒から鮮やかな光が生まれ、みんなを魅了していく。
普段、仕事では見ることのできないはしゃいだ姿や、花火を見つめるキラキラした目。
いつもの職場とは違う、特別な時間だった。
誰もが夢中になって、花火を楽しんでいた。
でも、そんな楽しい時間の中に、私は少しだけ寂しさも感じていた。
この広い世界で、奇跡的に出会えた同僚たち。
こうして同じメンバーで集まれることは、決して当たり前じゃない。もしかしたら、来年の夏には同じ場所にいない人もいるかもしれない。
それぞれに人生があり、それぞれに未来がある。
だからこそ、今こうして一緒にいられることが、たまらなく愛おしく思えた。
忙しい毎日の中で、私たちは「また明日も会える」と、目の前にある日常を当たり前のように過ごしてしまう。
でも、本当は「明日も会える」ことだって、当たり前じゃない。
だからこそ、今この瞬間を取りこぼさずに、大切にしていきたい。
煌びやかな光を放ち、一瞬で消えてしまう儚い花火のように、今日という輝いた時間も、きっと二度と戻ってこないから。
ああ、改めて。
素敵な企画をしてくださってありがとうございます。
今日という日に、一緒にいてくれてありがとうございます。
今この瞬間に一緒にいられることに、特大の感謝を!!
届け、私の愛💕